デザインから総務代行まで、ワンストップでスタートアップ支援「19design」

2019年6月24日 07:45

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「19design」のトップページ。(画像:オラクル構想準備室発表資料より)

「19design」のトップページ。(画像:オラクル構想準備室発表資料より)[写真拡大]

  • ホームページビルダー「Builda」のウェブ作成画面。(画像:オラクル構想準備室発表資料より)

 オラクル構想準備室(福岡県福岡市)は6月21日、スタートアップ企業の立ち上げ時に必要な各種サービスを提供するオンラインサービス、「19design」をリリースした。新規事業立ち上げの際に必要な各種制作業務やPR、総務代行などをワンストップで提供することで、複数のサービスを検討する時間や個々のサービスの管理といったロスタイムを削減する。

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 事業立ち上げ初期に発生する雑多なクリエイティブ業務の処理は、多数のスタートアップが最初に直面する関門と言える。例えば自社ホームページの制作であれば、ドメインの購入やサーバーの契約、サイトのデザインやコーディングを行う必要がある。資料の制作であればライティングやデザイン業務が発生する。総務や税務関連の処理も欠かすことはできない。

 これらのタスクを実行するには専門知識が必要となり、持ち合わせていなければ外注せざるを得ない。そこを包括的に提供するのが同サービスだ。オラクル構想準備室によると、ホームページからロゴや資料までの各種制作に加え、広報・総務業務を代行する専門家の紹介まで、同一のプラットフォーム上で全てを提供するサービスは国内初という。

 提供されるサービスの幅は広い。ドメインの購入、サーバーのレンタル、ホームページビルダー「Builda」の使用、クリエイターとのビジネスマッチング、ロゴ・名刺・営業用資料、Webページの制作・プレスリリースの制作・配信、総務・税務の代行が提供される。サーバーのレンタル、名刺制作、総務・税務の代行に関しては、2019年7月にリリースが予定されている。

 利用方法は簡単で、一般的なECサイトと同じ感覚で各種サービスを購入できる。必要なサービスをカートに追加し、銀行振込やクレジットカードで決済を行えば、サービスの業務がスタートする。「19design」は、「外注先を選び、それぞれに最適なコミュニケーションを探す」という手間がかかる作業から、スタートアップ経営者たちを解放してくれるだろう。

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