マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン、2020年春夏コレクション発表

2019年6月19日 09:31

印刷

記事提供元:ファッションプレス

 マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN) 2020年春夏コレクションが、2019年6月15日(土)イタリア・ミラノで発表された。

■スポーティーなムードを全面に押し出して

 ぴったりと身体のラインにそったサイクルウェアがファーストルックを飾った今季、そのスポーティーなムードを強く孕んだ流れは変わることなく、コレクション全体を通してスポーツウェアやテクニカル素材を使用したアイテムがランウェイに溢れた。

■アクティブなカラーパレットを主役に

 カラーパレットは、蛍光イエローをはじめ、明るいブルーやオレンジなど、ネルギッシュでアクティブな色合いが基本。そんな鮮やかなカラーが並ぶ中で登場したオールブラックのセットアップジャージは、ライトを反射することで、様々なカラーが浮かび上がる特殊素材で仕立てられている。ファブリックに映し出されるレインボーの輝きは、ランウェイに溢れるカラフルな色合いを映し出しているかのようだ。

■テクニカル素材を応用

 スポーツウェアに使用されるテクニカル素材は、日常で楽しめる洋服になって登場。メンズは、スニーカーと黒のスキニーパンツと合わせたビックサイズのポロシャツに。一方ウィメンズは、サイドに大胆にスリットを入れたセクシーなワンピースになって姿を現していた。

■“ライダー”達を主役にした60年代映画のプリント

 絵柄のアイテムが少ない今季、会場の視線をひと際奪ったのは、1960年代公開の映画『イージー・ライダー 』をモチーフにした鮮やかなプリント。ライダーを主人公にしたその作品は、おそらく今季のスポーティーな要素が強いコレクションに紐づけて選ばれたもの。フーディーや半袖シャツのセットアップに登場している。

■移ろいゆくカラー

 後半にかけてカラーは、複数の色合いをミックスしたタイダイへと移ろい行く。ピンク、イエロー、オレンジ、グリーンなど、鮮やかなカラーで彩られたショート丈ジャケットやパンツは、隣り合う色同士が混ざりあうみずみずしいタッチ。また藍染めで仕上げたかのような模様のネイビーのブルゾンも登場する。

■足元を飾るシューズ

 足元を飾ったのは、スポーティーなムードを加速させるスニーカー。スポーツウェアをベースにしたルックにはもちろん、スーツスタイルにも取り入れているのが特徴だ。基本は単色が多いが、イエロー、ブルー、オレンジなど今季のキーカラーを凝縮したカラフルなモデルも登場した。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連キーワード

関連記事