「東京駅北通路」新商業エリアに約70店舗出店

2019年6月13日 21:47

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記事提供元:ファッションプレス

 JR東日本グループが、2012年より進めている「東京駅北通路周辺整備」。その一環として、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向け、約70店舗を有する新たな商業エリアが開業する。

■“東京駅が街になる”さらに進化するエキナカ施設

 「東京駅が街になる=Tokyo Station City」のコンセプトのもと、丸の内駅舎の保存・復元、グラントウキョウノースタワー・グラントウキョウサウスタワー・グランルーフの開業、八重洲駅前の整備など、着実に生まれ変わりつつある東京駅構内。2020年に向けては「東京駅北通路周辺整備」と題して、中央通路と北自由通路間のリニューアルが、2012年に着手した改札内北通路の改良工事とともに行われる。

「東京駅北通路周辺整備」により、約6,300㎡の商業エリアに約70店舗が軒を連ね、バリアフリールートの増設ならびに待合広場を開設する。より魅力的なエキナカを目指して、利便性・快適性の向上を目指す。

■新商業エリア2020年開業に先駆けてオープンする店舗も

 リニューアルの本開業に先駆けて、2018年には、人気ベーカリー「デイジイ東京 グランスタ店」と、お弁当やデザートなどバラエティ豊かなラインナップを展開する「紀ノ国屋アントレ グランスタ店」がオープンした。「デイジイ東京 グランスタ店」は、パンの世界大会等入賞経験のある4人のシェフとコラボレーションしたスぺシャルレシピを再現するパンをはじめ、約100種類のメニューを取り揃える。

 そして、2019年7月には、“パン好きの聖地”と呼ばれる千葉県松戸市の人気ベーカリー「ツオップ(Zopf)」の東京初出店となるカレーパン専門店や、人気銘菓・限定商品を取り揃えるギフトのセレクトショップ「HANAGATAYA グランスタ東京中央通路店」、そして「ニューデイズ グランスタ東京中央通路店」が追加で先行オープンとなる。

■エキナカの利便性がグッと向上

 注目ショップがオープンするだけでなく、今回のリニューアルでは利便性も向上。丸の内北口と八重洲北口の改札内を結ぶ北通路は、幅員12メートルとなる明るく開放感ある通路に生まれ変わる。

また、中央通路・北通路から利用しやすい位置に地下1階~1階~ホーム階を結ぶエレベーターを設置することで、これまでエレベーターの乗り換えが必要であった地下1階と山手線、京浜東北線、東海道線の各ホームが直通で往来可能に。さらに、新幹線中央乗換口前の段差に対応するエレベーターも整備することで、地下1階から新幹線中央乗換口前までの直通も可能にする。

■新たな待合広場も誕生

 中央地下通路沿いには、吹き抜けのあるシンボリックな空間をもつ「地下中央待合広場(仮称)」を設ける。周辺には、ベビー休憩室や免税カウンターなども新設予定だ。

【詳細】
東京駅北通路周辺整備
開業時期:2020年
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅地下1階、1階改札内外
整備面積:約17,600㎡(駅サービス施設、コンコース、自由通路、店舗等)
昇降設備:エレベーター3基(地下1階~1階~ホーム階)、段差対応エレベーター1基(地下1階~1階~新幹線中央乗換口前)、エスカレーター4基(地下1階~1階)、エスカレーター9基(1階~ホーム階)
駅サービス施設:待合広場(約500㎡)、ベビー休憩室、免税カウンター、地下1階改札口
再配置:改札内トイレ、ステーションコンシェルジュ、外貨両替

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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