重さ2.4kgの鉄下駄ビジネスシューズ、ヒモタイプ発売 靴から健康づくりへ

2019年5月13日 21:22

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「マッスルトレーナービジネス(ヒモタイプ)」(画像: グローバルブランディング発表資料より)

「マッスルトレーナービジネス(ヒモタイプ)」(画像: グローバルブランディング発表資料より)[写真拡大]

  • 「マッスルトレーナービジネス(ヒモタイプ)」
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 グローバルブランディング(東京都中央区)は13日、重さが2.4kgあるビジネスシューズ「マッスルトレーナービジネス(ヒモタイプ)」の発売を発表した。重量のある靴を履くことでフィットネスと筋力の増強が図れるとしている。

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 同社が「鉄下駄」と表現する通り、「マッスルトレーナービジネス」の最大の特徴はその重さだ。通常のビジネスシューズは両足で600g~1kgほどだが、「マッスルトレーナービジネス」はその倍以上ある2.4kgもの重量を誇る。ソール内部に鉄の粒子を配合することで重さを増し、かつ重量バランスを整合することに成功した。

 東京学芸大学と大阪体育大学で行われた実験では、通常のシューズに比べてエネルギー消費効率が25%向上することが分かった。 脂肪をエネルギーとして燃焼させる「赤筋」が効率よく鍛えられ、短時間の散歩や日常生活に取り入れるだけで高い運動効果を発揮し、脚力の強化や、体脂肪の燃焼といったフィットネスにも役立つ。

 近年の現役世代の健康づくりへの意識向上は目覚ましいものがある。日本生産性本部が発行している「レジャー白書2018」によれば、フィットネス市場の規模は2017年に4,610億円となり、過去最高を記録した。これはゴルフ用品市場の3,380億円やカラオケ市場の3,900億円を上回る市場規模だ。ライザップのようにコーチが付きっきりで運動や食事を管理するフルコミットメント型のジムや、24時間オープンのジム、女性専用のジムも普及し始め、最近ではシニア向けのジムも登場するようになった。

 とはいえ実際にジムに行くハードルは依然として高い。特に時間的・金銭的余裕がないと難しいだろう。働き方改革もまだ緒についたばかりで依然として仕事に追われて自分の時間を持てない人がいる一方、残業削減で早く帰れたものの残業代が減った影響で収入が減り、とてもジムに行く余裕がないという人もいると考えられる。また実際にジムに入ったとしてもそれを継続することもなかなか簡単ではなく、はじめは意気込んで入会したものの次第に足が遠のき会費だけ延々と払い続けている人もいるのではないか。

 しかし「マッスルトレーナーシューズ」のように日々のビジネスシーンで身に付けるものであれば、時間の余裕など関係なく筋力を鍛え脂肪を燃やすこともできる。価格は1万6,300円(税抜)となっており、通常のビジネスシューズと変わらない設定になっている。お金も時間もかけることなくフィットネスを実践できるだろう。

 発売は5月末だが、同社の運営する「ガジェットジャパン」のホームページや楽天、Amazon、ヤフーショッピングなどのサイトで予約を受付中。今回発売予定の「ヒモタイプ」の他に、「ベルトタイプ」、スニーカータイプの「オリジナル」がありこちらは現在発売中となっている。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る

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