ドンキPBのネットワークカメラ、Linuxの痕跡確認も開発元はソースコード開示を拒む

2019年5月8日 23:36

印刷

記事提供元:スラド

 大手量販店チェーンのドン・キホーテがプライベートブランド(PB)で販売しているネットワークカメラ「スマモッチャー」(ニュースリリース)について、この製品を分解して調べた有志がLinuxを使用していることを見つけそのソースコード開示を求めたところ、開発会社が「Linuxを使っていない」と主張してソースコードの開示が行われなかったという結果になったそうだ(ドンキWiFiカメラハック(4) セキュリティ上の問題と、Linuxは使用されていなかった!ドンキWiFIカメラ(5) じゃぁ何が問題なのか)。

 実際のところは、この製品を分解して基板に実装されたフラッシュメモリなどを調べたところ、Linuxやu-bootやbusyboxといったGPLでリリースされているソフトウェアが複数確認されているため「Linuxを使っていない」という回答は正しくないとこのブログの著者は指摘しているものの、中国メーカーのOEM製品ということもあってソースコードが出てくることはないだろうとも諦めている。

 スラドのコメントを読む | Linuxセクション | Linux | オープンソース

 関連ストーリー:
Tesla、オープンソースライセンスに従ってソースコードを公開 2018年05月24日
OSSを利用する多くのソフトウェアで脆弱性対応の不備やライセンス問題が存在する 2017年04月24日
MAME、GPLv2にライセンスを変更 2016年03月12日
Remix OSに対しGPLおよびApache License違反の指摘 2016年01月21日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事