副業である程度稼いでも、すぐに本業の会社勤めを辞めるべきではない理由

2019年5月6日 16:38

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 近年、会社勤め以外でもお金を稼ぐ手段が非常に増えたように思う。インターネットで簡単に起業をすることも可能になった。副業もインターネットで簡単にできるようになった。副業が軌道に乗ってくると、本業であった会社勤めを辞め、副業1本で稼ごうと考える人も出てくるかと思う。しかしその考えは、1度考え直してほしい。今回は、副業である程度稼げるようになっても、すぐに本業を辞めるべきではない理由を紹介する。

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●安定した収入を継続させることは難しい

 現在、副業をしている人で本業の会社を辞めようと悩んでいる人に考えてほしい。今の収入は安定して稼げているものであるか?来月も再来月も同じくらい、またはそれ以上の収入が保障されているか?一時的に多くの額を稼ぐことはそれほど難しくはない。しかし継続させることは、決して簡単ではない。固定の顧客はいるか、固定の顧客だけで安定した収入は稼ぐことができるか、今一度よく考えてみるべきである。

●会社を辞めた途端にやる気を失わないか

 副業だけで生計を立てたいと考え、実際に本業を退職した時、仕事に対するやる気は本当に失わないだろうか?この記事を読んでいる人は、そんなことないと当然のように思われてしまうかもしれないが、急に会社勤めの頃のように周囲の視線等もなくなった中で、自分でモチベーションを維持させることは想像以上に難しい。

 しんどいことではあるが、毎日会社に通うということはある意味仕事をするモチベーションに繋がっているとも言える。会社を辞めて独立したということだけに満足していないか、本当にずっと続けられることか、今一度よく考えた上で、決断してほしい。

 他にもあるが、この2つが主な理由である。副業で生計を立てたいと考えている人はおそらく、今の会社に不満を持っているとか、何かしらのマイナス要素を抱えているかもしれない。

 しかし会社勤めとは、倒産やリストラされない限りは、ある程度安定した収入が保障されている。これは精神的にかなり安心できる要素であると言えるのではないだろうか。この安心感も味わいつつ、副業1本で生計を立てられるように準備を進めていくことが、最適なやり方と言えるのではないだろうか。(記事:IKO・記事一覧を見る

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