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3月の訪日外国人、過去最高を更新 ベトナムやロシアが大幅増 日本政府観光局発表
日本政府観光局が3月の訪日外客数を発表し、桜シーズンに合わせた外国人旅行者数が伸びたことで、3月単月、1~3月累計ともに過去最高を更新したことが分かった。
【前月は】2月の訪日外国人、260万4300人で過去最高に 日本政府観光局発表
■3月の訪日外客数は276万人
17日、日本政府観光局(JNTO)が3月の訪日外客数(推計値)を発表した。3月に日本を訪れた外国人旅客数は276万100人で前年同月比5.8%増となり、3月単月としては最高値を更新した。また1~3月までの累計は、前年同期比5.7%増の805万3,700人で、こちらも3月までの累計としては過去最高を更新している。
■トップ3は中国、韓国、台湾
国や地域別で最も数が多かったのは中国の69万1,300人。ついで韓国(58万5,600人)、台湾(40万2,400人)、アメリカ(17万6,000人)、香港(17万1,400人)、タイ(14万7,400人)、マレーシア(5万600人)、フィリピン(4万8,300人)、ベトナム(4万7,900人)、シンガポール(4万3,700人)などの順。
1~3月までの累計でも最も多いのは中国で216万9,300人。以下は韓国(208万800人)、台湾(118万9,700人)、香港(50万5,000人)、アメリカ(37万2,500人)、タイ’34万7,800人)などとなっている。
■ベトナム、ロシア、インドが大幅アップ
昨年の3月から最も大きく伸びた国や地域はベトナムで前年同月比35.9%増。ついでロシア(前年同月比:31.2%増、以下同じ)、インド(28.7%増)、タイ(26.8%増)、インドネシア(22.1%増)などと続く。いずれも航空路線の新規就航とともに、アジア地域では桜シーズンに合わせた旅行企画やセールスを、ロシアでは訪日プロモーションの効果やクルーズ船の就航をあげている。
また、中国(16.2%増)、シンガポール(14.7%増)、アメリカ(17.0%増)、フランス(16.1%増)、ドイツ(15.2%増)、イタリア(13.3%増)で2桁の伸びとなっており、特にインド、アメリカ、カナダ、ドイツでは単月として過去最高を記録した。
■累計トップは韓国から中国に
昨年の3月から減少した国や地域としては、韓国(前年同月比:5.4%減、以下同じ)、香港(12.4%減)、フィリピン(13.9%減)、オーストラリア(6.9%減)、スペイン(22.8%減)がある。韓国は1~3月までの累計でも前期比2.4%減となっており、前期比11.6%増となった中国と1・2位が入れ替わった。
減少した理由として、韓国は経済の低迷や海外旅行の多様化、香港、フィリピン、オーストラリア、スペインは昨年3月末からだったイースター休暇が4月に後半となったことなどをあげている。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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