Huawei、光学5倍ズーム対応カメラ搭載のP30 Proを発表

2019年3月31日 23:17

印刷

記事提供元:スラド

Huaweiは3月26日、光学5倍ズーム対応カメラを搭載するスマートフォン Huawei P30 Proを発表した(プレスリリース製品情報発表会動画)。

P30 Proのリアカメラは広角(40メガピクセル)+超広角(20メガピクセル)+望遠(8メガピクセル)+深度のクアッドカメラ構成で、フロントカメラは32メガピクセル。薄型のスマートフォンで高いズーム倍率を実現するのは困難であり、一般的な光学ズーム搭載スマートフォンは2~3倍となっているが、P30 Proでは潜望鏡のように光路を折りたたむことで焦点距離を稼いでいる。

6.47インチ FHD+(2340×1080)のOLEDディスプレイは角が丸く、上部に小さなノッチがある。本体サイズは73.4mm×158.0mm×8.41mm、重量は約192gで、極細ベゼルにより画面サイズの同じ機種と比べて一回り小さい。このほか、プロセッサーがオクタコアのKirin 980+デュアルNPU(Neural-network Processing Unit)、6GBまたは8GBのRAM、128GB~512GBの内蔵ストレージ、OSはAndroid 9 Pie+EMUI 9.1、防水・防塵性能IP68など。3.5mmイヤフォンジャックは搭載せず、USB Type-Cのイヤフォンが付属する。バッテリー容量は4,200mAhでワイヤレス充電にも対応するが、付属するのはUSB充電器のみで、Qi対応充電器は別売りとなっている。

同時に発表されたHuawei P30のリアカメラはトリプルカメラ構成(広角+超広角+望遠)で、光学3倍ズームに対応する。このほかのスペックはディスプレイサイズ(6.1インチ)や本体サイズ・重量、バッテリー容量(3,650mAh)、防水・防塵性能(IP53)などを除き、P30 Proとほぼ同様だ。こちらもUSB Type-C端子を搭載するが、3.5mmイヤフォンジャックも搭載している。ワイヤレス充電には対応しない。

P30 ProのリアカメラはDxOMark Mobileで歴代最高の112点を獲得している。写真の各項目では2位の3機種(Huawei Mate 20 Pro/P20 Pro/Samsung Galaxy S10+)と大差ないが、Zoom(95点)とFlash(99点)で高得点を獲得し、写真のサブスコアは歴代最高の119点。ビデオのサブスコアでも2位の3機種を大きく上回る項目はないものの、歴代最高の112点を獲得している。全体では革新的な光学ズームと超解像アルゴリズムによりスマートフォンの10倍ズームを現実に使えるものにしたと高く評価されているほか、低照度時の撮影結果やボケ効果も評価されている。一方、DxOMark Selfieでは歴代4位の89点となった。
P30 ProのメインカメラはISO感度最大409,600(P30は204,800)、発表会ではiPhone XS MaxやGalaxy S10 Plusで撮影した何も写っていない夜景写真との比較や、照明を落とした状態での撮影デモも行われている。The VergeのVlad Savov氏によるPixel 3のNight Sightとの比較でも、P30 Proの撮影結果は良好だ。ただし、ナイトモードでホワイトバランスがおかしくなることもあるようだ。

 スラドのコメントを読む | idleセクション | モバイル | 携帯電話 | idle

 関連ストーリー:
ソニーモバイル、21:9画面のXperia新モデルを発表 2019年02月28日
Samsung Galaxy S10+、DxOMark Selfieで最高スコアを獲得 2019年02月28日
DxOMark、スマートフォンのフロントカメラテスト「DxOMark Selfie」を開始 2019年01月27日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事