仮想通貨取引所サービスサイトにクラウド型WAFとMSSを導入

2019年3月27日 17:53

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記事提供元:フィスコ


*17:53JST 仮想通貨取引所サービスサイトにクラウド型WAFとMSSを導入
TaoTaoが運営する仮想通貨取引所「TAOTAO」のWebサイトに、ソフトバンク・テクノロジーが提供する「マネージドセキュリティサービスforImpervaIncapsula」(以下MSSforIncapsula)を導入した。
導入の背景
2017年から仮想通貨を狙うサイバー攻撃が頻繁に起きており、取引所のサイトへの攻撃では、DDoS攻撃や取引所サイトのシステムや運営企業のネットワークを狙った標的型攻撃が増えている。システムやネットワークの侵害にあうと、仮想通貨の不正送金などの深刻な被害が発生する。口座開設者の資産へ影響を及ぼすだけではなく、仮想通貨取引所の社会信用度も失墜し、事業展開が困難な状況に陥ることになる。
そこで、サイバー攻撃から利用者個人や自社の資産を保護するために、クラウド型WAF(WebApplicationFirewall)に加えて、攻撃予兆と攻撃に早急に察知し、早期対応できて、セキュリティシステムを24時間365日監視・運用ができる、「MSSforIncapsula」の導入に踏み切った。
TaoTaoとは?
TaoTaoのスローガンは、「新しいお金。新しい世界。」である。仮想通貨のユーザーが使いやすく、安全・安心して利用できる仮想通貨取引所「TAOTAO」2019年5月中旬に営業開始する予定で、準備を進めている。
「MSSforIncapsula」とは?
世界各地に40拠点以上のデータセンターを持つIncapsulaが、大規模なDDos攻撃などのサイバー攻撃からユーザーのWebサイトを守り、高い可用性を保証するものである。Webアプリケーションのセキュリティを強固にし、ソフトバンク・テクノロジーのセキュリティアナリストと独自開発のAIを活用したログ分析プラットフォームが、24時間365日の体制で監視・運用を行い、最新の脅威に対応した最適なセキュリティ対策と運用をサポートしするものだ。
「ImpervaIncapsula」とは?
世界中に配置したImpervaのシステムを活用した、WAF、DDos攻撃対策、DR(グローバルロードバランス)、CDN(コンテンツデリバリネットワーク)機能を有するクラウド型のセキュリティサービスである。クラウドサービスを利用するユーザーや、ユーザーが運営する公開システムを外部攻撃者の不正なアクセスから守るものだ。


【ニュース提供・エムトレ】《US》

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