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副業を認めている企業と認めていない企業の将来
●副業に関連する企業の動向
近年、政府が副業を推進し始めたこともあり、副業を認める企業も続々と増えている。一方でまだまだ副業が認められていない企業も、多数存在している。一体、なぜ多くの企業はまだ副業解禁を認めていないのだろうか?そして今後、副業を認めている企業とそうでない企業では、将来どのように変化していくだろうか?
【こちらも】副業兼業認めている企業は2割 将来増加の見込み
●副業を認めている企業の理由
副業を認めている企業が、認める理由として一番挙げられているものは「従業員の収入増加につながるため(53.6%)」であり、「従業員が活躍できる場を広げるため(31.7%)」が続く。(みずほ総合研究所 副業・兼業の広がりの可能性 2018より)
●副業を認めていない企業の理由
一方副業を認めていない企業が、認めない理由として一番挙げられているものは「過重労働となり、本業に支障をきたすため(82.7%)」であり、「労働時間の管理・把握が困難になる(45.3%)」と続く。(同)
●それぞれの企業の将来
少しではあるが、それぞれの理由を紹介した。どこの企業も、それぞれ理由があるようである。
しかし副業を認めていない企業について、昨今の日本における課題等を考えた上でもこの決断で良いのだろうか。日本における大きな問題として、超少子高齢化が挙げられる。この先の日本で急激に人口が増えるということは恐らくないだろう。
このような背景から、有能な人物は今後ますます引く手数多になっていくだろうから、就職・転職を考える際に副業を認めていない企業は、初めから選択肢に入らなくなる。それは非常にもったいないことである。
一方で有能な人は、先を見据えた上で、副業を認めている会社へ行くだろう。ただでさえ労働人口が減少していると叫ばれている中、それを企業のルールを理由に副業を禁止するのはいかがなものなのだろうか?
現在副業を認めていない企業は、副業を認めることによって、今まで以上に有能な人物が入社してくれる可能性も高まるであろう。副業禁止のままで本当に良いのか、一度考えてみるには良い時期かもしれない。(記事:IKO・記事一覧を見る)
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