関連記事
「連打」で不正に引き出し 仮想通貨「モナコイン」詐取した少年が書類送検
昨年9月、仮想通貨「モナコイン」を扱うウォレットサービス「Monappy」にて、不正にモナコインが引き出される事件が発生した(Monappyのサービスを運営するIndieSquareによる告知)。この事件は、モナコインを受け取れる「ギフトコード」機能の不具合を利用したものとされていたが、この不具合を利用して不正に約1500万円分の仮想通貨「モナコイン」を詐取した栃木県宇都宮市の18歳少年が電子計算機使用詐欺などの容疑で書類送検された(読売新聞、時事通信)。
NOBAX 曰く、
少年は栃木県内の学校でコンピューター技術を学んでおり、サイバー関連の知識は豊富だったようです。
ギフトコードはモナコインのPRイベントで入手したもので、サイト上で「受け取りボタン」を何度もクリックすると送金システムが誤作動することを発見。匿名化サイトや自分で開発したソフトなどを使って、ホットウォレットから計1500万円相当のモナコインを引き出し、他の仮想通貨業者に送金しました。
その後、昨年8月末、保管サイトの管理者や利用者らに対し、「俺がモナコインを奪った」などとメッセージを送信したほか、ネット掲示板に英文で「私はモナッピー(保管サイト)の攻撃者だ」「通常とは違うモナコインの入手方法を見つけた」などと書き込んでいました。
余計なことをしなければ捕まらなかったのだろうけど、ついついやってしまうんですね。犯人検挙には褒め殺しが有効かもしれません。
問題の不具合は、本来は1つのギフトコードで1回しかモナコインを受け取れないはずが、特定の条件下では複数回モナコインを受け取れてしまうというもの。少年は56個のギフトカードを使い、合計で約6200回の送金を行ったという。
スラドのコメントを読む | ITセクション | 犯罪 | IT | お金
関連ストーリー:
ICOで約5億円を集めたスタートアップ、行方をくらます 2018年02月15日
日本発の仮想通貨「モナーコイン」は広まるか 2014年03月18日
オンラインゲーム内詐欺に初の詐欺罪適用 2006年09月27日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
関連キーワード