毎日新聞のサイバー犯罪に関する報道に対し誤報との指摘

2019年3月9日 12:26

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記事提供元:スラド

 3月7日の毎日新聞に掲載されたサイバー犯罪に関する記事に対し、セキュリティ研究者の高木浩光氏が「大誤報だ」との指摘を行っている(高木浩光@自宅の日記:警察庁の汚い広報又は毎日新聞の大誤報を許すな)。

 問題の記事では、仮想通貨を採掘(マイニング)するスクリプトをWebページに設置した事件(いわゆる「Coinhive事件」)についても触れており、「有罪判決が出ている」としている。確かに仮想通貨採掘絡みでの有罪判決は出ているものの、これはネットゲームのチートツールに仮想通貨採掘機能をこっそり実装していたというもので(過去記事)、Coinhive事件とは関係がない。

 また、Coinhive絡みでは複数の事案があったが、一部は略式起訴で終了しており(過去記事)、また現在裁判が行われているものについてはまだ判決は出ていない。そのため、高木氏はこの記事について「誤報」だとしている。

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