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米Amazon、ブランドが偽物を容易に排除可能とする「Project Zero」発表
米Amazonは2月28日、ブランドが偽物を容易に排除できるようにするサービス「Project Zero」を発表した(The Amazon blogの記事、Project ZeroのFAQ、The Vergeの記事、SlashGearの記事)。
Project Zeroは自動保護、セルフサービスによる偽物削除、製品のシリアル化という3つのツールで構成される。自動保護はブランドがロゴや商標などをAmazonへ提供することで、Amazonが日々製品リストをスキャンして偽物を検出するというものだ。Amazonは既に多数のブランドでこの機能をテストしており、ブランドからの報告による削除と比べて100倍の疑わしい製品を阻止できているとのこと。また、セルフサービスによる偽物削除を利用すると、ブランドはAmazonへ偽物を報告することなく迅速な削除が可能になる。製品のシリアル化では一つ一つの製品にユニークなコードが提供される。このコードをブランドが製造過程で製品へ添付することで、注文を受けた際にAmazonがコードをスキャンして本物であることを確認してから出荷するという仕組みだ。
現在のところProject Zeroは米国のみで招待制による提供が行われており、参加を希望するブランドはウェイティングリストへの登録が必要だ。参加の要件としては、政府に登録した商標があり、Amazon Brand Registryに登録済みであることとなっている。なお、Project Zeroへの参加は無料だが、製品のシリアル化を利用するには数量に応じて製品1個あたり1セント~5セントがかかる。ただし、製品のシリアル化を利用せずにProject Zeroに参加することも可能とのことだ。
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