ボッテガ・ヴェネタ、2019年秋ウィメンズコレクション発表

2019年2月25日 22:43

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記事提供元:ファッションプレス

 ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)の2019年秋ウィメンズコレクションが、2019年2月22日(金)、イタリア・ミラノで発表された。メンズとの合同ショーである。セリーヌ(CELINE)などで経験を積み、2018年6月に新クリエイティブ・ディレクターに就任したダニエル・リーが手掛ける初のランウェイショーだ。

■ダニエル・リーによる初のファッションショー

 緑豊かな木々と芝生が広がるセンピオーネ公園に現れた特設会場は、ドーム状の透明なビニールに覆われており、アイコニックなイントレチャートを施した椅子が並べられていた。

■ブランドアイコンをモダンに進化

 展示会・ルック形式で発表した2019年プレフォールコレクションでは、メイド・イン・イタリアであること、イントレチャートやノット(結び目)といったボッテガ・ヴェネタのアイコンを使用することなど、これまでの長い歴史の中で大切にしていたベースは変えず、新生ボッテガ・ヴェネタを築くことを目指したダニエル・リー。今季もそのクリエーションの姿勢は変わらないが、よりコンテンポラリーなムードが加速しているようだ。

 スクエア型のキルティング加工を施した光沢感のあるスカートや、四角いパーツを繋ぎ合わせているようにも見えるレザーのロングコートなど、イントレチャートを再解釈したかのようなピースが揃う。いずれもボッテガ・ヴェネタのクラフツマンシップが息づいており、人の温もりを感じせるものであるが、どこかモダンで構築的な表情も持ち合わせている。

■ダークトーンに眩い煌めきを差し込んで

 カラーパレットは、ダークな色合いに、ケミカルな色彩や眩い煌めきを差し込むことで、歴史あるブランドが持つクラシカルなムードと、現代的な要素との対比を楽しんでいるかのように映る。たとえばグレーのテーラードジャケットにはミラーボールのようにきらきらと輝くシャツを差し込んだ。ブラウンのコートからは、アクティブなムードが漂う水色のスカートを覗かせている。

■構築的なフォルムのバッグ

 バッグは構築的なフォルムが主流。アイコニックなイントレチャートを採用したクラッチバッグは極端に薄い。ピラミット型のボックスバックや、無機質な金具を配したスクエア型のハンドバッグなども登場した。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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