昆虫の種、40%が数十年のうちに絶滅の危機か

2019年2月15日 08:23

印刷

記事提供元:スラド

 世界中に生息する昆虫のうち、40%の種で絶滅の危険があるという(Biological Conservation誌掲載論文BBCThe Guardian、、Slashdot)。

 この研究では過去の73の調査結果を元に、世界規模での昆虫の生息状況を調査したもの。その結果、今後数十年の間に世界の昆虫のうち40%の種が絶滅するという結論が得られたいう。

 原因としてもっとも大きいのは人間による開発によって昆虫の生息地が破壊されていることで、そのほかにも肥料や殺虫剤、化学物質による汚染、侵略菌や病原菌、気候変動といった理由も挙げられている。

 一方で害虫は繁殖サイクルが速いことから環境変化に適応し、数が増加するとの指摘もあるという。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス

 関連ストーリー:
ハワイマイマイの最後の1匹が他界 2019年01月16日
Facebookで動画実況しながら絶滅危惧種の猿を殺して食べたベトナム人6人逮捕 2019年01月02日
個体数が減少しているオオアリクイ、人間を襲う例も 2018年11月22日
怠惰が種を絶滅から救う?救わない? 2018年08月26日
ドジョウが準絶滅危惧種に指定される。将来は絶滅危惧種になる可能性も 2018年05月25日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事