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10代スマホユーザーの3割がQR決済経験あり 60代は1割弱 ジャストシステム調査
「QR決済」利用に関するアンケート結果。(ジャストシステム発表資料より)[写真拡大]
ジャストシステム(東京都新宿区)は13日、 『Eコマース&アプリコマース月次定点調査~2018年総集編 【トレンド版】』を発表した。調査では10代のスマホユーザーの3割がスマホのQR決済を利用したことがあると回答しており、キャッシュレス化が若い層で浸透しつつあることがわかった。
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同調査は17歳から69歳までの男女1,100人に対して行われている。
リアル店舗でのQR決済の利用状況についての質問では、全体で「頻繁に利用している」が6.0%、「時々利用することがある」が14.1%となり合わせて2割近くの人がQR決済を利用していることがわかった。年代別で見ると10代が高く、30.3%がQR決済の利用経験があると回答。年代が進むにつれ割合は低下するが、60代では9.2%の数値を示しており、シニア層でも1割近い利用者数が存在することもわかった。
QR決済については昨年までLine Payや楽天ペイ、Origami Payが先行していたが、昨年12月にソフトバンクとヤフーが立ち上げた「PayPay」が「100億円キャンペーン」を実施し大きな話題となった。QR決済の業者は他にd払いなどがあり、また今後もau Payなどが参入を表明している。多くの業者が参入し競争が促進されることで、QR決済の浸透が期待される。
またネットショッピングに関する調査では、「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「楽天市場」の3大ECサイトの人気が浮き彫りになった、全体の51.0%が「3大ECサイトしか利用しない」と回答。「3大ECサイト以外のほうがよく利用する」とする回答は10.6%に留まった。市場シェア自体もこの3つのサイトで約半数を占めており、ECサイトにおける存在感を改めて示す形となった。3つとも扱う商品の種類が圧倒的に豊富であることが大きなシェアを占める主因となっていると考えられる。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る)
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