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■2020年モデルはフルモデルチェンジにあらず
三菱自動車は、3月5日から3月17日までスイスで開催される第89回ジュネーブ国際モーターショーにおいて、コンパクトSUV「ASX(以下RVR)」の2020年モデルを世界初披露することを発表した。RVRとして日本でも2010年から発売されてきたコンパクトSUVの草分け的存在の同車もついに新型か!と思ったのもつかの間、どうやらフェイスリフトを中心とした大幅改良のようだ。
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■世界戦略車としてのRVR
RVRは北米、欧州、豪州、中国など約90カ国で販売される三菱自動車の世界戦略車種だ。日本国内では、新型車が次々と投入される人気のコンパクトSUVクラスにおいて、さすがに古さが目立ち販売も低迷しているが、三菱自動車にとっては3番目に販売台数の多い車種となっている。つまり、日本で考えるよりもけっこう売れているモデルなのである。
■顔だけの変更でもイメージ一新
今回の改良は、エクステリアデザインを大幅に刷新した。特に三菱が「ダイナミックシールド」というデザインコンセプトを進化させたフロントグリルは、左右から中央に向かって包み込むバンパーの形状とフロントグリルスクエアなラインで構成し、LEDを多用したターンランプとフォグランプをバンパーサイドに配置することで、ボンネットフードに厚みを持たせた。確かに古さを感じさせない今風のデザインとなっている。
■エクリプスクロス+D:5
これらは最新の三菱車に共通する意匠であり、ミニバンの「デリカD:5」がフロントフェイスを刷新した時と同じ手法。しかし、「デリカD:5」ほど大胆ではなく、「エクリプスクロス」により近いデザインになっており、フロントを一瞬見ただけでは両車の区別がつかないかもしれない。鮮やかな赤色のレッドダイヤモンドのボディカラーであればなおさらだろう。
■RVRは10年すぎても現行車種のまま
その他の改良点では、コネクティビティを充実させた程度で、エンジンやインテリアに手を加えなかった。今回の改良は2020年型であり、さらに日本発売までは時間がある。ということは、発売から10年目となる2020年からさらに数年は、フルモデルチェンジはされないことが決定したということでもある。
新型コンパクトSUVの「エクリプスクロス」が順調に売り上げを伸ばす中、モデル廃止も危惧されたRVRだが、今回の改良で延命されることになってひと安心と考えるか、今後も当分フルモデルチェンジされない予定に悲しむべきなのか。三菱ファンにとっては複雑な今回の発表となった。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る)
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