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客の表情や感情に合わせAIが音楽を演出する「HUMANOID DJ」 エイベックスなど開発
「HUMANOID DJ project -ANHD零号機」のビジュアルイメージ(画像:エイベックス発表資料より)[写真拡大]
ネイキッド(東京都渋谷区)は1月31日、エイベックス・エンタテインメント(東京都港区)と、AIを活用して新コンテンツを開発するプロジェクト「HUMANOID DJ project(ヒューマノイド・ディージェー・プロジェクト)」をスタートさせたことを発表した。先端技術と音楽が融合した新たなカルチャーアイコンの創出を目指すという。
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「HUMANOID DJ」は、AIが音楽をコントロールするバーチャルアーティストとなる。会場内の観客の表情からAIが性別、年代や感情の変化を解析し、観客の属性や感情と音楽がシンクロした空間を演出する。プロトタイプとして開発された「HUMANOID DJ project-ANHD零号機」が、現在開催中のアートイベント「FLOWERS BY NAKED2019-東京・日本橋-」に導入されている。
「五感で楽しむ『日本一早いお花見』」と題する同イベントでは、メインエリアとなる「大桜彩」の音楽演出をHUMANOID DJ projectが担当している。会場内に「HUMANOID DJ project-ANHD零号機」が設置され、カメラによって読み取られた情報をもとにAIが来場者の性別、年代などの属性や表情を分析、来場者の感情に合わせて会場内の音楽がリアルタイムに変化する。
同プロジェクトを手掛けるネイキッドは、映画、広告、テレビ、インスタレーションなどさまざまなメディアやジャンルでクリエイティブワークに携わってきた。近年ではプロジェクションマッピングをはじめ、技術やアート、演出を組み合わせた、光による空間演出を行っている。2012年に東京駅のプロジェクションマッピングをプロデュースしたことでも知られる。今回のプロジェクトでは、音楽事業を手掛けるエンターテインメント企業、エイベックス・エンターテイメントと共同で開発を行う。
HUMANOID DJは、クラブやコンサートホールでのイベントの他、ホテル、レストラン、商業施設などで、空間を演出するアーティストとして活動していく予定。ネイキッドとエイベックス・エンターテイメントは、今後もビジュアルや機能を拡張し公開していくとしている。(記事:Kei_T・記事一覧を見る)
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