米、「低出力核弾頭」の製造を開始

2019年2月1日 16:45

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 昨年、米国が「低出力」の核弾頭を開発する方針であると報じられていたが、現在この核弾頭が製造段階に入ったという(DefenseNewsSputnik日本時事通信)。

 言う迄も無く、低核出力核爆弾は点火自体が困難な高度技術製品で、それを今日の地下核爆発実験が禁じられた状態で量産配備するのは相応にリスキーであるが、米国は積み重ねた未臨界核実験で相応の自信を得たのであろう。

 昨今のロシアの矢継ぎ早の新型核兵器軍の開発量産配備を鑑みると、米現政権が主張したロシアによる条約違反が裏付けられた事になり、対処の必要性は正当化され、本件もその一環となる。

 この核弾頭は第二次大戦中に広島に落とされたものよりも小さいが、威力は十分にあり、また高威力の核弾頭と同様に既存のミサイルで利用できるという。

 スラドのコメントを読む | 軍事 | 原子力

 関連ストーリー:
北朝鮮が固体燃料を採用した新型弾道ミサイルを打ち上げ 2017年02月16日
ロシアの核弾頭は米国で原子力発電に使われていた 2013年12月13日
米国の核ミサイルの発射パスワードは「00000000」だった 2013年12月03日
より安全な原子力発電技術「進行波炉」 2011年03月22日
核弾頭の製造方法が分からなくなり、米国でトライデントミサイル再整備計画が停滞 2009年03月11日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事