JR西日本、関空特急「はるか」にハローキティのラッピング列車運行へ

2019年1月23日 18:51

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「ハローキティ はるか」の外装デザインイメージ。(画像: JR西日本発表資料より)

「ハローキティ はるか」の外装デザインイメージ。(画像: JR西日本発表資料より)[写真拡大]

  • 内装デザインのイメージ。

●人気のキャラクターが関空特急にも

 JR西日本は22日、1月29日より、関西国際空港駅と京都駅(一部列車は米原駅)との間で運転されている関西国際空港アクセス特急「はるか」に、サンリオのキャラクーであるハローキティのラッピングが施された車両「ハローキティ はるか」を運行すると発表した。「和のおもてなし」をモチーフにしてデザインされており、外装だけでなく内装においてもいたるところにキティちゃんが描かれている。定期列車として運行される予定で、特定の列車に投入される予定はない。

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●第2、第3弾も計画中

 関空特急「はるか」で運転される車両にキティちゃんのラッピングを施すのは、今回が第1弾としている。今後、第2弾、第3弾が計画されており、さまざまなキティちゃんが描かれた車両を走行する予定という。そのため、将来的には3編成程度の運転になる。JR西日本では既に山陽新幹線を走行する500系においてキティちゃんの塗装が施された車両を運転しており、今回はその人気を受けた形ともなっている。

●東アジアで大人気のハローキティ

 サンリオが生み出した人気キャラクターのハローキティ。日本以上に東アジア地域で人気があり、特に、台湾では高い人気を誇っているキャラクターだ。台湾を拠点とするとエバー航空では、何年も前からハローキティを描いた旅客機を飛ばしており、日本路線にも乗り入れている。そんな訪日外国人からの高い人気を意識して、今回、海外からの入り口である関空と、人気観光地である京都を結ぶ列車に採用された。

●アクセス競争の目玉に

 関西国際空港は、格安航空会社の就航に伴い年々利用者は増加傾向。そんな増加傾向の利用者を運ぶ手段であるアクセスも激しい競争にさらされている。今回、ハローキティを鉄道のデザインとして採用した背景には、他の鉄道やバス、自家用車といったさまざまなライバルの中から、注目を集める狙いもありそうだ。(記事:speedbird・記事一覧を見る

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