IoTにより居酒屋の空席情報をリアルタイムで提供、ヤフーが新宿で実証実験

2019年1月22日 16:52

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空席情報取得の仕組み(画像: ヤフー発表資料より)

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 ヤフーは、顧客の「今すぐ入れる居酒屋を探したい」とのニーズに応えた居酒屋リアルタイム空席情報提供サービスが、店舗集客に貢献できるかを検証する実証実験を期間限定で開始する。

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 実証試験は、1月24日から2月26日までで、新宿西口エリアの「旨唐揚げと居酒メシミライザカ新宿西口店」、「坐・和民 新宿西口店」、「ニッポンまぐろ漁業団新宿西口店」、「北海道新宿西口店」、「塚田農場新宿西口店」、「塚田農場新宿西口郵便局前店」の6店舗で行われる。実験では、各店舗のテーブルに空席判定用の人感センサーを設置して店舗のテーブル利用状況をリアルタイムに計測し、空席状況を分析の上、ヤフーが提供している飲食店予約サービス「Yahoo!ダイニング」上に開設した『新宿限定今すぐ入れる居酒屋』ページに掲出する。

 空席状況は、店舗ごとに、「空席あり」「残りわずか」「混雑中(お問い合わせください)」として確認できるが、これらのリアルタイム状況は、実証試験参加6店舗を一括して確認できるようになっている。顧客にとっては、“この近所で、今すぐ入れる居酒屋を探したい”というニーズを充足するものとなっており、店舗側では、空席状況を順次ホームページ上に記載していくといった手間をかけず、集客機会の創出に繋げることが期待される。

 今回の実証実験により、各店舗への集客効果が見込めると判断されれば、ヤフーでは本サービスをレストランやカフェなどの飲食店にも拡大し、「Yahoo!ダイニング」への機能実装を図っていくという。

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