サポート終了まで残り1年のWindows 7、依然として高いシェア

2019年1月15日 08:42

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記事提供元:スラド

Windows 7の延長サポート終了まで、1月14日で残り1年となった(Windowsライフサイクルのファクトシート)。

しかし、Webサイトへのアクセス数を基準にしたNet ApplicationsやStatCounterのデータでは、Windows 7が依然として高いシェアを保っている。Net ApplicationsのデスクトップOSバージョン別シェアデータでは2018年12月にWindows 10が初めてWindows 7を上回っているが、その差は2.32ポイントと小さい。12月時点のWindows 7のシェアは36.90%であり、2017年12月(43.08%)から6.18ポイントしか減少していない。

StatCounterのWindowsバージョン別シェアでは2018年1月にWindows 10がWindows 7を上回ったが、2017年12月から1年間で6.26ポイントしか減少しておらず、2018年12月も35.36%を占める。2014年4月のサポート終了後も高いシェア(記事掲載当時のデータはデスクトップOS全体に対するシェア)を保って話題となったWindows XPでも、その1年前となる2013年3月のシェアは27.10%に過ぎない。

StatCounterでWindows XPのシェアが35%台だったのは2012年4月(35.82%)のことであり、当時のWindows 7のシェア(53.62%)との関係は現在のWindows 10とWindows 7の関係に近い。Windows XPは2012年3月から2013年3月の1年間で10.37ポイント減少したが、2013年3月から2014年3月の1年間では6.33ポイントしか減少せず、サポートが終了した2014年4月のシェアは19.24%だった。

Net ApplicationsはデスクトップOS全体のバージョン別シェアデータ、StatCounterはWindowsバージョン別シェアデータと異なるが、12月時点のWindows 7のシェアはいずれも似通った数字になっている。現在のペースが続けば、Windows 7のシェアは1年後も30%前後を保っているかもしれない。スラドの皆さんは個人や仕事でWindows 7を使用しているだろうか。移行計画はどのようなものだろう。

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