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AI自動運転車への期待高い一方で費用負担は消極的 NTTコム・オンラインが調査
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは10日、同社が運営するインターネットサービス「NTTコム リサーチ」で、「AI搭載の自動運転車とIoT活用商品に関する国際調査」の結果を発表した。調査は、日本、英国、米国、スウェーデンの4カ国で、それぞれ20代~60代の500人ずつを対象に行ったもの。これによると、日本はAI搭載の自動運転車に対する期待が圧倒的に高いにもかかわらず、必要な費用を負担することに対しては消極的であることを示している。
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AI搭載の自動運転車に対する認知度については、どの国も70%~80%と高いものであった。また、自動運転車に対する期待度を7項目にわけて調査を行っているが、日本はほとんどの項目で最も期待する割合が多く、特に、「高齢者・障害者の移動支援」、「交通事故の減少」、「重大事故の減少」の3項目については、約半数の人が期待している結果となった。高齢化が進む中、安全に移動する手段としてAI搭載の自動運転車への期待を寄せていることが分かる。
その一方で、日本はAI搭載の自動運転車に対する費用の負担への意欲が、他の3カ国に比べて低い結果となった。自動車の保有者に、「自動運転車に対して、現在保有している自動車の購入価格に対して、どの程度高くても購入するか」と質問したところ、日本以外の3カ国の消費者は、現在の自動車の購入価格に対して半分程度の追加費用負担なら支払う意欲があった。それに対して日本の消費者は1/4程度の追加にとどまっていた。
また、「自動運転車が普及し事故発生率が減ったら任意保険の加入はやめるか?」という質問に対して、日本は「やめる」「たぶんやめる」と思うがわずか4.3%であり、いずれも15%を超えた他の3カ国に比べてかなり低く、費用負担への意識も低いことから、AI搭載の自動運転車の安全性に対する不安が強いことが読み取れた。(記事:まなたけ・記事一覧を見る)
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