仏壇の購入、2018年の平均価格は33.6万円 ミニ仏壇が37% 鎌倉新書調査

2018年12月23日 21:47

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仏壇購入の変遷。(画像: 鎌倉新書の発表資料より)

仏壇購入の変遷。(画像: 鎌倉新書の発表資料より)[写真拡大]

 鎌倉新書の発表によると、仏壇の購入価格が下落しており、リビングなどにも置けるミニ仏壇の購入者が増加していることが分かった。

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■仏壇の平均購入価格は33.6万円

 21日、葬儀事業や月刊『仏事』を出版などを手がける鎌倉新書が2018年の「仏壇 購入実態調査」を発表した。仏壇の平均購入価格は33.6万円で、2017年の34.1万円から0.5万円減となった。

■5万円以上15万円未満が25%超

 購入価格帯では5万円未満が0.8%、5万円以上15万円未満が25.3%、15万円以上25万円未満が21.4%、25万円以上35万円未満が18.5%、35万円以上50万円未満が15.1%、50万円以上100万円未満が15.9%、100万円以上が2.9%となっている。

 2年前の2016年調査では、15万円以上25万円未満が24.5%と最も多い割合(同年調査の5万円以上15万円未満は18.9%)だったが、2017年調査では、5万円以上15万円未満が24.2%と最も多くなり(同年調査の15万円以25万円未満は22.2%)、2018年は5万円以上15万円未満の割合が更に多くなり4分の1を超えた。

■ミニ仏壇の購入者が37%

 購入した仏壇の種類で最も多かったのは「上置き型のミニ仏壇」が37.0%だった。以下、「台付きの家具調・モダン仏壇」(35.3%)、「台付きの唐木仏壇」(11.1%)となっている。住まい面積が小さくなるにつれ、仏壇も小型化によりコンパクトタイプが主流になりつつあり、それが、価格の下落やミニ仏壇購入者の増加につながっているという。また、最も購入者の多かった「上置き型のミニ仏壇」については、リビングや寝室といった場所を選ばないことに加え、家具の上など設置場所の調節も可能なことから、マンション住まいの人を中心に人気になっているという。

■仏壇の活用方法

 仏壇の活用方法について寄せられた回答には、祈りの場所として以外の活用方法として、「思い出の写真を飾る場所」「好きな香りのお線香で、部屋が癒しの空間に」「お墓参りに行けない時の心のより所」「孫たちのおやつ置場。食べるときに必ず『南無南無して』と教えられる」「我が家のマニュアルの置き場所」などがあった。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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