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1粒1000円の高品質イチゴ IT活用したスマート農業で出荷
ITを活用したスマート農業により、最高級品は1粒1,000円にもなる高品質イチゴが出荷される。生産したのは、太陽ホールディングス(東京都豊島区)の子会社で食糧事業等を行う太陽グリーンエナジー(埼玉県比企郡嵐山町)だ。2018年9月からスマートイチゴのハウス栽培をはじめ、12月17日から出荷を開始した。
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出荷する高品質イチゴのブランド名は、農業生産法人のGRAが手掛ける「ミガキイチゴ」として首都圏を中心とした小売店で販売される。「ミガキイチゴ」は「食べる宝石」をコンセプトとし、大粒で完熟した糖度の高さを特徴としている。最高級品は1粒1,000円にものぼり、百貨店を中心に販売されるという。
高品質の秘密は、GRAのもつ最先端の技術力。職人技とITを融合した最先端施設園芸により、高品質なイチゴの安定供給を実現している。高い技術力をもつGRAが展開している新規就農支援制度を使い、太陽グリーンエナジーの担当社員がが1年にわたる研修をうけてノウハウを吸収した。ハウス内は温度、湿度、二酸化炭素濃度等をセンサーでモニタリング、環境をリアルタイムに把握して計画的な生産を実現している。GRAは農業を強い産業とすることで世界中の地域社会に持続可能な繁栄をもたらすことをミッションとし、農産物の生産販売や輸出にも力を入れている。
太陽ホールディングスは、ソルダーレジストの世界トップメーカー。ソルダーレジストとは、プリント配線板(PWB)の表面を覆い、回路パターンを保護する絶縁膜となる、あの緑色のインキのこと。子会社となる太陽グリーンエナジーは、太陽光発電事業の運営会社として設立された。今後も、企業の社会的責任としての環境負荷低減などを通じて社会に貢献する構えだ。(記事:香川大輔・記事一覧を見る)
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