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アルコール飲料は「ストロングチューハイ」好調 冷凍市場は「大粒」人気
低アルコールとウイスキーの市場遷移。(画像: 富士経済の発表資料より)[写真拡大]
富士経済は27日、家飲み需要により好調な「アルコール飲料」と人手不足により堅調な「調理済食品市場」の調査結果を発表した。
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■アルコール飲料
低アルコール飲料(チューハイやカクテルドリンク、ハイボールなど)は食事中の飲用が一般化しているため市場が拡大を続けている。
市場をけん引する「チューハイ」はアルコール度数7%以上のストロングタイプやプレミアムタタイプが好調。チューハイ全体の18年市場は2,980億円見込み、低アルコール飲料はチューハイのけん引もあり、17年の約3,000億円から23年には5,000億円に迫ると予測している。
チューハイのなかでもアルコール度数の高い「ストロングタイプ」は、チューハイ市場の半数近くを占め、18年も前年比17.5%増と成長する見込み。新規消費者に大いに受け入れられているという。ビール類の出荷量が13年連続と市場最低を更新するなか、それに代わる販売が見込める新たなジャンルとしてメーカーも注力している。
ストロングタイプ人気の理由としては、コンビニのプライベートブランドでは100円程度のものがあるなど、手ごろな価格で酔えるというコストパフォーマンスの良さがあるという。また技術改良により、アルコール臭を抑え飲みやすく、プリンタ体や糖分が少ないため、世の健康志向に合致したことも大きいとしている。
■冷凍調理済食品
「夕食」や「おつまみ」向けの開拓が進み、市場が活性化している。18年の市場は前年比1.2%増の5,529億円、23年予測は17年比5.6%増の5,767億円。
トレンドは「大粒」とされ、なかでも16年末に発売の味の素冷凍食品「ザ・シュウマイ」が大ヒットしたことにより、17年の冷凍シューマイ市場は前年比12.9%増と大きく拡大したという。
味の素によると「ザ・シュウマイ」は15年発売のヒット作「ザ・チャーハン」の成功を受けて開発。コアターゲットを男性に絞り、「満足感」や「食べ応え」を基にブランド展開を図ったところ「ザ・チャーハン」に引き続き成功を収めたという。
18年以降も「ザ・シュウマイ」を中心に冷凍調理済食品は、各社「大粒」や「ボリューム感」を追求した商品の開発・販売が進むとされ、さらなる拡大が期待されるという。
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