米国、一部分野ではFAXが未だ現役

2018年11月22日 08:42

印刷

記事提供元:スラド

 日本では未だにFAXが多用されており、これについて「時代遅れ」などとの批判もあるが(過去記事)、米国でも一部分野ではFAXが現役で活用されているそうだ(The Atlantic)。

 FAXが今でも使われている分野として紹介されているのが、警察などの法執行機関と病院などのヘルスケア関連。記事によると、医療関連の情報伝達の75%は未だにFAXで行われているとの調査結果もあるという。医療系の学生がFAXを見て驚く、という出来事も少なくないようだ。未だにFAXが使われている背景には、プライバシ保護のために患者の情報を電子メールでやり取りすることを禁じる法律の存在があるという。また、セキュリティへの懸念もあるそうだ。

 一方、警察におけるFAXの利用については、組織として単純に変化を拒む傾向があり、電子メールを利用するインセンティブが少ないことが理由だという。さらに、記録が残ってしまうために電子メールの利用が避けられることすらあるという。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | IT

 関連ストーリー:
JPCERT/CC、FAXでのインシデント報告受付を11月21日で終了 2018年11月07日
Twilio、Faxの送受信を可能にするAPIのベータ版を公開 2017年04月01日
FAXでしか欠席連絡を受け付けない小学校が存在する? 2017年01月30日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事