「RJC カーオブザイヤー」は三菱エクリプス クロスが受賞

2018年11月15日 20:05

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三菱「エクリプス クロス」(画像: 三菱自動車工業の発表資料より)

三菱「エクリプス クロス」(画像: 三菱自動車工業の発表資料より)[写真拡大]

  • 日産セレナ「e-POWER」(画像: 日産自動車の発表資料より)
  • ホンダN-VAN(画像: 本田技研工業の発表資料より)

 三菱自動車工業は14日、同社のクロスオーバーSUV「エクリプス クロス」が、2019年次「RJC カーオブザイヤー」を受賞したことを発表した。三菱自動車が同賞を受賞するのは、軽自動車「i(アイ)」の2007年次の受賞以来となる。

■2019年次RJCカーオブザイヤーの概要

 もうひとつのカーオブザイヤーである「COTY」とは別に、1992年次から始まった「RJCカーオブザイヤー」は、NPO法人・日本自動車研究者・ジャーナリスト会議(RJC; Automotive Researchers' & Journalists' Conference of Japan)が主催する。特徴としては、「COTY」が輸入車を含めて先行するのに対して、「RJC」ではカーオブザイヤー・インポートとして別枠を設けている点があげられる。

 2019年次の「RJCカーオブザイヤー」のは、2017年11月1日から2018年10月31日までに発表された国産車を対象に、RJC選考委員の投票によって11月1日に「6ベスト」が選出され、その中から11月13日の投票によって今回の2019年次「RJCカーオブザイヤー」が決定した。

■受賞理由

 受賞理由については、スタイリッシュなクーペスタイルのコンパクトSUVというだけではなく、三菱自動車独自の電子制御4輪駆動技術「S-AWC」や、高い走破性、操縦安定性、そして新開発の1.5L直噴ターボエンジンによる走行性能などが評価されたとしている。

□選考結果の詳細
 選考結果は、三菱エクリプス クロスが253点、日産セレナ e-POWERが175点、ホンダクラリティPHEV163点、ホンダCR-Vが145点、マツダCX-8が144点だった。前評判では本命視されていたスバルのフォレスターは、一連の完成検査問題を理由に「6ベスト」に選出されたのち辞退している。フォレスターは本賞以外に「RJCテクノロジーオブザイヤー」にもノミネートされていたが、同じく辞退している。

■各賞も決定

 また、同時に日産の「e-POWER」が「RJCテクノロジーオブザイヤー」、ホンダの軽商用車「N-VAN」が「RJCカーオブザイヤー特別賞」、BMW X2が「カーオブザイヤー・インポート」をそれぞれ受賞している。

 各章で次点となったのは、「RJCテクノロジーオブザイヤー」では、ボルボ V60に採用された対向車対応機能、「カーオブザイヤー・インポート」でもボルボV60と、もう少しのところでダブル受賞を逃している。特別賞の次点は不明だが、賛成39票に対して反対が4票、無効が3票となっていた。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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