荷物一時預かりのecbo、自社メディア「ecbonist」公開で認知度アップ目指す

2018年11月11日 17:37

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ecbonistのロゴ。(画像: ecboの発表資料より)

ecbonistのロゴ。(画像: ecboの発表資料より)[写真拡大]

 ecbo(東京都渋谷区)は8日、自社運営のメディア「ecbonist(エクボニスト)」を公開した。同社はシェアリングエコノミーの手法を持ち込んだ荷物一時預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を運営するスタートアップ企業。ecbonistから直接情報を発信することで、ユーザーと事業者の双方に同社のメッセージを伝え、ecbo cloakの普及を加速させることが狙いだ。

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 ecbo cloakは、小売店や飲食店といった実店舗に存在する空きスペースを利用し、ユーザーの手荷物を預かるサービス。ユーザーはスマートフォンから手荷物を預けられる店舗を検索し、クレジットカードで決済するだけでサービス利用することができる。料金も従来のコインロッカーサービスと同程度で、バッグサイズなら1日300円、スーツケースサイズでも1日600円からとリーズナブルだ。また、通常コインロッカーには入らない、ベビーカーや楽器類も預けることが可能。

 空きスペースを提供する店舗側にとっては、手数料収入以外に集客も見込めるというメリットがあり、加盟店数は着実に増加している。サービスインしたばかりの2017年1月当時は、都内約30店舗でスタートしたecbo cloakだが、その後1年程度で1000店舗を超えた。現在は京都や大阪、福岡、沖縄、北海道にもサービスを展開中だ。

 さらに2018年2月には郵便局とも提携することで、サービスの規模を拡大した。今後郵便局との提携がより緊密になれば、預けた手荷物をそのまま自宅に配送するといった、新しいサービスが提供される可能性も十分に考えられる。また2020年には東京オリンピックが開催され、手荷物一時預かりサービスに対するインバウンド需要が大きく増加する見込みだ。

 来たるインバウンド需要をバネにサービスを大きく成長させるためには、ecbo cloakの知名度拡大とそれに伴う加盟店の増加は必須事項と言える。同社は今後、ecbonistによる情報提供を通じ、彼らが掲げる「モノの所有を、自由に。」というミッションの実現を目指す。

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