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日本の起業家精神は世界42位 起業への関心が低い傾向
日本アムウェイが世界44カ国を対象に実施した「アムウェイ・グローバル起業家精神調査レポート」を公表[写真拡大]
現在、働き方改革に取り組んでいる企業は多い。日本人の働き方に関する意識も大きく変わってきている。世界はさらに先を進んでいるようだ。日本以外の世界では「就社」という意識は既に無くなっているそうだ。「個人の専門性を生かし企業の投資プロジェクトにエントリーしながらキャリアアップして行く」という働き方が世界の新潮流になっているのだと聞く。こうした考え方からフリーランスや起業する若者が増えているようだ。
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先月29日、日本アムウェイが本社で実施された世界44カ国を対象にした「アムウェイ・グローバル起業家精神調査レポート」の結果を公表している。この中で日本人の起業家精神は44カ国中42位という結果だ。日本アムウェイはこの調査結果を受けて18~29歳の日本人男女800名を対象に「若者の起業家精神における追加調査」を実施した。
日本の若者が「大事にしている価値観」は、「自分の好きなことをしたい」が92.4%で最も多く、次いで「家族・友人を大事にしたい」84.7%、「身の丈にあった生活」78.2%の順となっている。「自分の好きなこと」が起業へ向かうかどうか不確実だが、潜在性は秘めていると言える。
起業経験のある者とない者に分けて「人生の満足度」を尋ねたところ、「起業経験あり」では「とても満足」が23.5%、「満足」が47.5%で両者を合わせると71.0%の者が「満足」と感じている。一方、「起業経験なし」では両者を合わせて45.5%となっており起業経験のある者の方が満足度は高そうだ。
「楽しく働いているか」という質問に対しても、「起業経験あり」では「強く思う」と「思う」の合計は73.5%で、一方「経験なし」では両社の合計は38.9%となっており「経験あり」の方で高くなっている。
「起業へのイメージ」については、「経験あり」で「とても良い」と「良い」の合計が89.0%、「経験なし」では67.7%となっており、これも「経験あり」の方が高いというものの「経験なし」でも7割近い者が「良い」と回答しており「起業イメージ」自体は悪くないようだ。
「起業後に生活レベルの満足度は高まったか」という質問に対しては、「高まった」が25%、「やや高まった」が55%で両者を合わせて80%の者が「高まった」と回答している。
政府の統計では約9割の起業は5年後には廃業している。やみくもな起業は薦められないというものの、IT革命の中産業構造は大きく変化しつつあり、時代に合った産業構造を実現する上でも若者の起業は欠かせない。政府の若者の起業リスクを軽減する支援策の拡充にも期待したい。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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