2020年にサマータイムの法案、正式に見送りに

2018年11月2日 23:23

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 2020年の東京五輪に向けてサマータイムを導入するという動きについては9月末に導入断念という方針が出ていたが、自民党が正式に五輪期間でのサマータイム導入のための法案提出見送りを決定した(時事通信)。

 法学分野からも反対論が出たことが決め手だったのか、欧州から追い風が吹いたからか、ともかく時刻不整合による死者の発生は回避されたようだ。

 サマータイム導入は暑さ対策が目的とされており、特に屋外で長時間の暑さに晒されるマラソン競技の暑さ対策として一部で期待されていた。そのため導入断念を受けて日本医師会らはマラソンの開始時間を「午前5時30分」に設定するよう要望を行なっている(読売新聞)。

 熱中症の研究者らの調査によると、午前7時に競技が開始された場合、多くの区間で熱中症に対する「厳重警戒レベル」の環境、区間によっては「運動中止レベル」にも達するという。

 スラドのコメントを読む | 日本 | 政府

 関連ストーリー:
東京五輪のサマータイム、導入断念へ 2018年09月28日
EU、サマータイム反対の声を受けて夏時間制の廃止を提案へ 2018年09月03日
サマータイムに省エネ効果は無いという調査結果が再び話題に 2018年08月08日
2019年・2020年限定でサマータイム導入のための議員立法へ 2018年08月06日
東京五輪組織委ら、サマータイム導入を提案 2018年07月30日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事