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【台風被害の最多はパンク】いざという時タイヤ交換できる?パンクの衝撃を感じられる?
台風を原因とするJAF出動要請で、最も多かったのはパンクであった。
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JAF(日本自動車連盟)は、台風21号の影響により大阪府・兵庫県内で出動したロードサービスの中で、2018年9月4日から6日までの3日間に限ると、大坂府内が1,930件(前年同期件数:1,346件)、 兵庫県内が1,040件(前年同期件数:791件)を記録したと発表した。特に目立つのは、大阪府のタイヤのパンクによる出動要請だった。前年同期の252件に対して310.3%となる782件を記録したという。
これを意外に感じる人もいると思うが、強風により飛び散った残骸をタイヤが踏みつけたものと推察できる。すると、この3日間に限らなければもっと多いかもしれない。通常道路は清掃がされており、パンクを引き起こすほどの落下物はあまりないものなのだが、台風被害などの後では、清掃が終わるには時間がかかるだろう。
最近、こうしたパンク修理はほとんど経験することがないのが事実で、スペアタイヤを積んでいない車も増えている。私も50年間のドライバー経験で、40年ほど前にタイヤ交換をした記憶があるのみだ。それは道路の管理状態が良くなっていることもあるが、何よりもチューブレスタイヤ、ラジアルタイヤに替わっているからだ。
その昔、タイヤはパンクするものだった。それも「くぎ」などを踏むと一気に空気が抜け、走れなくなって事故になる危険があった。鎌倉鶴岡八幡宮の参道の二の鳥居付近でパンクし、私もよく行ったことのあるレストランに車が制御できずに飛び込んで死亡した友人がいた。車は、いすゞ・ベレットGTだった。スピードは100kmほど出ていたと聞いた。現在のチューブレス・ラジアルタイヤであったなら、命を落とすことはなかったであろう。「人生は運次第」と当時、感じた出来事だった。
現在のチューブレスタイヤは、くぎ程度が刺さってもなかなか空気は抜けずに、くぎが刺さったままならば一晩経って気付く程度だ。ラジアルなので、なかなかくぎなどは刺さらずパンクが起きることは少ない。そこで困ったことに、タイヤ交換ができないドライバーが大半となったことだ。パンク修理材などを使えば、ガソリンスタンドなど本格修理ができる場所まで走れるのだが、それもくぎを抜いてしまわないとタイヤを痛める危険がある。JAFを呼ぶことになるだろう。
だから、台風の被害に遭いたくないと思ったら、何が何でも台風の日は車を走らせないことだ。また台風が去った直後も、路面にいろいろなものが落ちていると思って警戒が肝要だ。注意深く走っていると、くぎが落ちているのが分かるものだ。前輪が横に寝ているくぎを跳ね上げ、リアタイヤが踏みつけることが多いのだが、刺さった瞬間、小さな衝撃を感じることもできる。しかし、そんな、めったにない出来事に備えるには、パンク修理材が合理的かもしれない。
皆さんは「タイヤ交換」できるだろうか?(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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