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Pixelユーザーの75%以上がAndroid 9 Pieに移行 残りの25%は?
Googleのリック・オステロー氏によると、Pixelスマートフォンユーザーの75%以上がAndroid 9 Pieにアップグレードしているそうだ(Android Policeの記事、The Vergeの記事、XDA Developersの記事)。
オステロー氏のコメントは、Androidの最新バージョンへの移行がiOSに比べて遅いというAndroid Authorityの嘆きに答えたものだ。一般提供開始直後の移行ペースが遅めだったiOS 12だが、19日目にはiOS 11を超え、21日目には50%を超えており、iOS 11のペースを上回っている。Appleによれば、10月10日時点で過去4年間にリリースされたiOSデバイスの53%がiOS 12を実行しているという。一方、Android 9 PieはPixelデバイスなどへの提供開始から2か月弱でも0.1%に届かない。1年以上前に提供が始まったAndroid 8.x Oreoでも19.2%にとどまる。
75%は確かに大きな数字だが、PixelコミュニティーがAndroid最大のファンの集まりであることを考えると、移行していない25%も大きな数字だ。Android Policeによると、25%はPieに移行できないのではなく、まだ移行したくない人が多いらしい。XDA Developersの記事には、Pieでの細かい変更が気に入らずにOreoに戻したというコメントや、問題がすべて修正されるまで待っているというコメントがみられる。Redditでは最近のAndroidで最もアップグレードしたいという気にならないバージョンだとのコメントに多くの支持が寄せられている。
なお、IDCのフランシスコ・ジェロニモ氏によれば、2017年のPixelデバイスの出荷台数は390万台で、2016年から倍増しているという。実際に販売された台数は不明だが、現在ユーザーが使用している台数を500万台とすれば75%は375万台となる。NewzooやStatisticaの推計値によれば、現在使われているAndroid端末の台数は二十数億台とみられるが、375万台で0.1%に満たないとすれば40億台近い計算になる。
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