「OKサインは白人至上主義」の偽ニュース影響 警備隊員が任務外される 米で

2018年9月20日 18:16

印刷

記事提供元:スラド

 昨年、「OKサイン」(手の五本指を広げた状態で、親指と人差し指の先を合わせて丸を作る)ジェスチャーは白人至上主義を示しているというフェイクニュースがあった。これは米ネット掲示板4chanユーザーの「悪ノリ」から広められたのだが、これを真実だと信じ込んだ人々が増え、(白人至上主義という意図はなしに)OKサインをしている人々が批判されるという事態になっている(地球備忘録medium)。

 このフェイクニュースがネットで広まってから1年以上が経つが、このデマは収まっていないようで、米国で大型ハリケーンへの対応を行っていた米湾岸警備隊がOKサインを出している様子がテレビで放映され、その結果人種差別的だとの批判を浴びる事態になっているという。この隊員はこれを受けて災害対応任務から外される事態になったそうだ。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | インターネット | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
インドでメッセージングアプリが発端のリンチ殺人事件が多数発生 2018年09月14日
インド政府、偽ニュース拡散防止のためメッセンジャーアプリ「WhatsApp」の暗号化解除を要請 2018年07月27日
MIT、「Twitterでは嘘は真実よりも速く拡散される」との研究結果を発表 2018年03月14日
米トランプ政権が選ぶ「偽ニュース大賞」が発表される 2018年01月22日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事