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イノフィス社の「着る作業支援ロボ」から軽量・廉価の新モデル、PALTEKが発売
マッスルスーツ Edge。(画像:PALTEK発表資料より)[写真拡大]
PALTEKは、イノフィス社が開発した装着型の作業支援ロボット「マッスルスーツ」の廉価・軽量化版である「マッスルスーツ Edge(エッジ)」の販売を、2018年9月から開始する。
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「マッスルスーツ」と「マッスルスーツ Edge」は、9月11日から14日まで東京ビッグサイトで開催されている国際物流総合展2018において展示中である。
労働力の高齢化や不足は現在の日本において様々な分野で叫ばれている。雇用市場には変化の兆しがないわけでもないが、しかし「重労働」と呼ばれるような肉体労働はやはり敬遠されがちというのが現実だ。
そこでマッスルスーツというものは、「人や重い物を持ち上げる」「中腰姿勢を保つ」といった、身体的な重労働の負担を改善してくれる機能を有している。
「マッスルスーツ」から「マッスルスーツ Edge」へのリニューアルにあたっては、従来のモデルで5~8kg程度であった重量が4.3kgまで軽減された。同時に形状もよりコンパクトになり、狭隘な空間での活用の幅も広がったといえる。
また、Edgeモデルの登場により、従来モデルと合わせてこれで3モデルの製品展開が実現した。多様な労働シーンにおいて、ニーズにあった製品を導入可能である。
実際の利用シーンとしては、建築現場、介護現場、農作業などが想定されている。マッスルスーツは空気を駆動力とする人工筋肉を使用しており、最大で25.5kgf~35.7kgfという強い補助力を発揮する。
最もパワーのあるタイプのモデルは「マッスルスーツ Power」。旧製品名は「標準モデル」と言ったもので、メーカー希望小売価格は税別(以下同)で90万円。
旧製品名を「スタンドアローンモデル」と言ったものは「マッスルスーツ」と改称され、価格はソフトフィットが80万円、タイトフィットが70万円。
新製品のEdgeは49万8,000円である。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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