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何歳まで生きたい?希望寿命は平均77.1歳 10代と20代でも差が BIGLOBE調査
BIGLOBEは、スマホを所有する全国の10代~50代の男女1,500人を対象に「年齢に関する意識調査」を実施した。それぞれの年代で300人ずつを抽出、男女は半々ずつとなっている。
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最初の質問は「あなたは何歳まで生きたいか?」と問いかけた。すると、10代は100歳以上希望が18.7%と、全体平均の9.5%のほぼ2倍であり、唯一の二桁と突出して多かった。また、90歳以上の合計でも10代は36.4%と4割近くを占め、ほかの世代がいずれも20%未満であるのに比べて多くなっている。
一方、20代では60歳未満の寿命を希望する人が全世代で最も多い15.3%と、全体平均の8.8%を大きく上回り、10代と20代の若者世代でも生きることへの思いが違った。社会人を経験し世の中の仕組みが分かり始めた20代は老後に対してあまり積極的に考えられないようだ。すべての年代を総合すると、生きたいと思っている年齢の平均は77.1歳となった。
厚生労働省が発表している平均寿命(2017年)は、男性は81.1歳、女性は87.3歳。だが、今回の調査で分かった平均希望寿命は77.1歳だった。つまり、長生きすることをあまり望んでいない人も一定層いることが判明した。
続いての質問は、「老後に不安があるか?」。「ある」(48.7%)、「少しある」(33.9%)と、「あまりない」(11.8%)、「ない」(6.2%)となった。不安を感じている人は82.6%、世の中の多くの人が不安を感じて生きていた。年代別で見ると、10代が68.3%、20代が76.3%に対し、30代、40代は共に89.3%が、50代では90%が老後に不安を感じていた。年齢が上がるにつれて老後の現実が見えはじめ不安が増しているようだ。
では、「その老後の不安とは具体的に何か?」。第1位は「老後の資金」が76.9%、第2位「年金制度」(68.8%)、第3位「病気・怪我」(61.9%)、第4位「親の介護」(41.1%)となった。老後を生き抜く金銭面、健康面の不安を挙げる人が多く、将来への不安が常に付きまとっている結果となった。
最後の質問は「仕事をリタイアしたい年齢」について。平均は62歳となった。ここでも世代間の違いがみられ、10代の平均は58.9歳、20代は平均56.9歳、リタイアしたい年齢が最も高かったのは50代で平均65.6歳だった。
最も早くリタイアしたいのは20代で、この世代は、50歳未満でリタイアしたいと希望する人も18.5%と、他の年代よりも高く、全体平均の7.7%の2倍以上となっている。また50代は65歳から69歳でリタイアしたいと回答した人が34%と他世代よりも高く、現実的に迫る定年退職と老後不安から、もう少し働きたいという要望が感じられる。
今回の調査では、り20代は生きること、働くことに少し疲れており、40・50代は老後への資金への不安を強く感じていることが分かる結果となった。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る)
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