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ヤフーと大阪府、防災アプリの新機能開発 南海トラフ巨大地震の訓練で活用
防災トレーニング「地震発生!その時、どう動く?」の画面イメージ。(画像: ヤフー)[写真拡大]
ヤフーは28日、防災アプリ「Yahoo!防災速報」の新機能「訓練モード」を大阪府と共同開発したと発表。同機能は9月5日に大阪で実施する南海トラフ巨大地震を想定した防災訓練、大阪880万人訓練にて、全国で初めて活用される。
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訓練モードは地震や津波といった災害発生時にとるべき行動に関する知識を深めるための新機能だ。災害発生後の対応は被災者がいる場所によって異なる。屋内にいるか屋外にいるか、また自宅や職場など現在地によってとるべき行動は変わり、避難場所も違ってくる。
訓練モードではそのような地震や津波発生時にどう動くかについての防災トレーニングができる。トレーニングは主に設問に答える形で行われ、状況に応じた行動をイラストつきでわかりやすく解説してくれる。「Yahoo!天気・災害」にて提供されている避難場所マップとの連携により、津波発生時における避難場所の確認も可能だ。
訓練モードの提供期間は8月28日から9月10日までで、利用にあたってはアプリにおいて次のいずれかの要件を満たす必要がある。現在地連動通知設定がオンになっておりかつ現在地が大阪であること、もしくは地域の設定で大阪府内の市区町村を選択していることだ。大阪府以外に住んでいる人でも、後者の設定を行えば利用は可能である。
南海トラフ巨大地震は今後30年の間に70%から80%の確率で発生するという。発生した場合の被害は甚大で、大阪府内だけで死者は約13.4万人、全壊棟数は約17.9万棟、経済被害は約28.8兆円、帰宅困難者は最大約146万人になると想定されている。
今年度の大阪880万人訓練ではその南海トラフ巨大地震が起こったとして府から災害情報を伝え、身を守る行動や備えについて確認する。これまでヤフーは大阪府とともに府内の災害情報の発信を強化してきた。今回、大阪880万人訓練でヤフーアプリの新機能が活用されることで、災害への備えはさらに充実する。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る)
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