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Valve、Linux版のSteam PlayベータにWindows版ゲームサポート機能を追加
Valveは21日、Linux版のSteam PlayベータでWindows版ゲームのプレイをサポートする機能の追加を発表した(Steamコミュニティの記事、SlashGearの記事、Phoronixの記事、Ars Technicaの記事)。
Linux上でのWindows版ゲームプレイサポートはWineをベースにした「Proton」により実現されている。Vulkanを使用するゲームタイトルではパフォーマンスが低下する基本的な理由はなく、DirectX 11/12の実装もVulkanベースになったことで互換性やパフォーマンスへの影響が小さくなっているという。また、素のWineを使用する場合と比べてマルチスレッドゲームでのパフォーマンスは大幅に向上しており、フルスクリーンサポートやゲームコントローラーのサポートも向上しているとのこと。Steam Playでは先日、他OS版ゲームを実行可能にするオプションのテキストリソースが発見されて話題になっていた。
この機能を利用するには、Steam Client Betaにオプトインすればいい。SteamOS以外のLinuxディストリビューションを使用している場合は、最新ドライバーのインストールが必要になる。現在、27のゲームタイトルが互換性確認済みとしてサポートされているが、ホワイトリストに入っていないタイトルもオプションを設定することでプレイ可能だ。ただし、DRMを使用するタイトルやチート防止機能を搭載するタイトルは動作しない可能性が高いという。なお、WineはMac OSもサポートするが、現在のところProtonでMac OSをサポートする計画はないそうだ。
ProtonのソースコードはGitHubで公開されている。 スラドのコメントを読む | Linuxセクション | Linux | Wine | ゲーム
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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