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22カ国・地域から約220ブランド、香港「センターステージ」9月5~8日開催
香港貿易発展局が9月5~8日に香港コンベンション&エキシビションセンターで開催する国際ファッションイベント「センターステージ(CENTRESTAGE)」の概要が発表された。3回目となる今回は、22カ国・地域から約220ブランドが参加。日本からは、招待デザイナーとして参加する落合宏理氏による「ファセッタズム」をはじめ、8ブランドが参加する。約9,000人の来場を見込む。
「センターステージ」は、アジアのデザイナーブランドに焦点を当てたトレードショーで、参加ブランドによるブース出展やランウェイショーなどのほか、トレンドセミナーやトークセッションなどを20以上のイベントを開催。“アジアのトレンド発信基地”を標ぼうし、8月中旬からは、「ホンコン・イン・ファッション(HONG KONG IN FASHION)」と題した街をあげてのプロモーションも実施する。ブティックやファッション業界団体、飲食店、ホテルなど100を超す提携先とともに、ワークショップやコンペティション、ファッションパレードなど90以上のイベントが行われる。
会期中最大のイベントは、初日に開かれる「センターステージ・エリート」。招待デザイナー3組が参加するランウェイショーや、セレブリティーが数多く参加するガラパーティーなど、メディアの注目度も高い。ランウェイショーには、落合宏理氏の「ファセッタズム」のほか、2017年「Vogue’s Talents」の1つに選出されたサイラス・ウォン氏&ジュリオ・ンー氏による「IDISM(イッディーズム)」(香港)、「LVMHプライズ」の2016年選抜候補者で、米有力百貨店やセレクトショップでも取扱いがあるミン・リュウ(Min Liu)氏の「Ms MIN(ミス・ミン)」(中国本土)が参加し、2019年春夏コレクションを披露する。
また最終日の9月8日には、1977年から続く若手デザイナーの登竜門「香港ヤング・ファッション・デザイナー・コンテスト2018(YDC)」も夜に開かれ、英国出身デザイナーのマーティン・ローズ氏がVIP審査員を務める。
出展者ブランドを国別に見ると、中国本土や韓国、インド、タイ、ベトナム、台湾、などのアジアを中心に、フランスやイタリアからも参加。韓国勢はパビリオンによる合同出展を含め、約40ブランドが参加する予定だ。
日本の出展ブランドは、小澤智弘デザイナーの「ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ(1piu1uguale3)」「アマービレ(Amabile)」「だんぼくんの日記(DANBOKUN NO NIKKI)」「ハードコアチョコレート(HARDCORE CHOCOLATE)」「ジェットジャム(Jet-jam)」「リップル(RIPPLE)」「ヨシハル・ワダ(YOSHIHARU WADA)」など計8ブランド。主催地・香港からは、東京ファッションウィークにも参加した「ハリソン・ウォン(HARRISON WONG)」「ハウス・オブ・ブイ(House of V)」「ルーム・ループ(LOOM LOOP)」の3ブランドは、「アンガス・ツイ(Angus Tsui)」や「メイキング・ンー(MEIKING NG)」などが最新コレクションを発表する。
香港における展示会は、「日本のブランドにとって、東南アジア10カ国からなるASEAN市場や、ファション需要が拡大する北京、上海、広州、深センなどの中国本土に進出する上で、理想的なプラットフォーム」(香港貿易発展局)といい、成熟した香港のファッションマーケットを通じ、販路開拓の可能性を探ることができるという。香港では、中国本土を中心としたインバウンド需要が回復し、2017年の小売り市場が3年ぶりに回復基調を見せており、衣料品・靴の販売も前年比0.2%増と増勢に転じるなど、香港を拠点としたビジネス拡大の追い風となりそうだ。
「センターステージ」は、2016年から開催。昨年は、全212ブランドのうち日本ブランドは9ブランド。8,498人が来場した。
■「センターステージ」公式サイト
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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