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4-6月期の日本人国内旅行消費額、5%減の5兆1315億円に 旅行者数が1割減
観光庁が発表した4-6月期の日本人旅行者の消費額は、旅行単価はアップしたものの旅行者数が減少したことにより、前年同期比マイナスに転じたことが分った。
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■消費額は前年比マイナスに
22日、観光庁は2018年4-6月期の「旅行・観光消費動向調査(速報)」を発表した。これは、日本における旅行の実態を全国規模で把握することを目的として、住民基本台帳から無作為に抽出した約2万6,000人を対象に、旅行の有無や内容について尋ねたものを集計したもので、年4回実施している。
4-6月期の日本人の国内旅行消費額は5兆1,315億円と、前年比5.0%減となり、18年1-3月期(消費額:4兆4,229億円)の同0.3%増からマイナスに転じた。
■日帰り旅行の消費額が1割減
このうち、宿泊旅行の消費額は前年比3.2%減の3兆8,809億円で、全体と同様に、18年1-3月期の1.5%増からマイナスに転じている。また、日帰り旅行の消費額は同10.0%減の1兆2,506億円。直近で前年比プラスだった17年7-9月期の4.2%増から、17年10-12月期:0.5%減、18年1-3月期:3.7%減、そして、この4-6月期:10.0%減とマイナス幅が拡大している。
■人数マイナスも単価はアップ
国内旅行者数は1億4,752万人で、同13.4%減となり、17年10-12月から3期連続でマイナス。このうち宿泊旅行が7,049万人(同11.6%減)で3期連続のマイナスに、日帰り旅行が7,703万人(同14.9%減)で2期連続のマイナスとなっている。
旅行単価は同9.7%増の3万4,784円となり、2期連続のプラス。過去3年間で最高額だった18年1-3月期の3万4,772円をわずかに(12円)上回った。このうち宿泊旅行が同9.5%増の5万5,056円となり、3期連続のプラス。全体と同様に、ここ3年間で最高額だった16年7-9月期の5万1,076円を大きく上回った。また、国内旅行が同5.8%増の1万6,234円となり、2期連続のプラス。こちらは、16年10-12月期の1万6,933円や、18年1-3月期の1万7,572円には及ばなかった。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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