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パルコの新商業施設三宮ゼロゲート、神戸で9月14日に開業
三宮ゼロゲートの外観イメージ(パルコ発表資料より)[写真拡大]
Jフロントリテイリンググループのパルコは9日、神戸市中央区三宮町で建設している新商業施設の三宮ゼロゲートを9月14日に開業することを明らかにした。2011年から全国の政令指定都市で展開している都心型の中低層小型商業施設で、神戸への出店が10店舗目となる。
三宮ゼロゲートは鉄骨4階建て延べ約1,500平方メートルで、JR東海道本線の三ノ宮駅と元町駅の中間に位置し、兵庫県道21号線とトアロードに面した敷地面積470平方メートルに整備される。総投資額は約6億円。
1階にレディス・メンズファッションと生活雑貨、日用品のコロニー2139、2階にスポーツファッションのアディダスブランドコアストアが入居する。コロニー2139は神戸初出店で、営業時間は午前11時から午後8時。アディダスは西日本初となるスタジアムコンセプトの店舗とする方針で、午前11時から午後9時の営業を予定している。
ゼロゲート事業はファッションビルのパルコと異なり、単独もしくは少数のテナントで構成して効率的な運営をするのが特徴の小型商業施設。政令指定都市の都心部一等地に中低層の施設を建設、立地の良さを生かしながら、テナントの個性を全面に打ち出して集客している。
2011年に東京都渋谷区宇田川町の渋谷スペイン坂入り口に渋谷ゼロゲートをオープンさせたのを手始めに、渋谷区の神宮前、札幌市中央区の大通、名古屋市中区の栄、京都市下京区の四条烏丸、大阪市中央区の心斎橋筋、道頓堀、広島市中区の新天地、本通に出店している。
三宮ゼロゲートの立地場所はターミナルの三宮、元町地区と旧居留地、神戸港を結ぶ目抜き通りの一角。大丸、そごうの神戸店、神戸マルイ、三宮、元町の高架下商店街などの商業施設が近い。
神戸市内では若者や子育て世代を中心に周辺部から三宮、元町地区への人口移動が続いている。神戸市も市中心部の再開発に本格的に乗り出しており、パルコはこうした点にも目をつけたとみられる。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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