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リアーズ、飲食店が余剰食材で作ったメニュー 月額2980円で1日1店利用可能
REARS(リアーズ)は、飲食店の余剰食材を使ったメニューをユーザーへ月額2,980円の定額制で提供するシェアリングサービス「フードパスポート」アプリを、10月にリリースする。アプリ内で加盟店の「本日のおまかせメニュー」を写真で確認後、食べたい料理を見つけたら予約。店に行くと、1回につき約1,000円分の料理が楽しめる。1回の来店ごとにワンドリンクオーダーが必要。追加オーダーは実費負担。1日1店舗までだが、毎日食べたとしても月額は定額2,980円のままだ。
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飲食店側は、毎日の余剰食材を使ったおまかせメニュー(約1,000円分の料理)を、提供可能な数量・時間帯を設定してアプリに登録し、予約したユーザーに提供するだけで月額定額料金2,980円の30%が来店人数に応じて飲食店側に分配される。
■ユーザー、飲食店のメリット
ユーザーは予約するだけで、1日1店舗だが飲食店の余剰食材を使ったメニューを、例え毎日食べても月2,980円で楽しめる。
飲食店側はアプリに関わる費用は一切かからず、その日の余剰食材を使ったおまかせメニューを撮影し、提供可能な数量や時間帯をアプリに設定。ユーザーから予約があって、来店したらメニューを提供するだけ。それで分配金を受けとれる。サービスリリース前だが、加盟店舗数は100店舗を超え増加中という。
■日本の食品ロス問題
現在大きな社会問題となってきている日本の食品ロス量は年間642トン(消費者庁、2015年度推計)。また、外食での食品の食べ残し量の割合は、食堂・レストランでは3.6%、結婚披露宴では12.2%、宴会では14.2%である(農林水産省の2015年度「食品ロス統計調査・外食調査」)。
この外食における食品ロスの削減に向けても、REARSのシェアリングサービス「フードパスポート」は果敢な挑戦だと言える。果たして日本の外食に新たなムーブメントを起こせるのか。
■果敢な挑戦
今回の「フードパスポート」アプリ、拡大できるかは、飲食店側の食品ロス削減意識の高さとその販促効果をどう読むかにかかっていると言えそうだ。余剰食材を使っているとは言え、店の評判を落とすようなメニューは当然出せない。調理やサービスの人件費は同じようにかかってくる。
状況を見ながら、バランスを取りながら、飲食店側の食品ロス削減の心に定着してくことが、これからの成長の分かれ目になるかもしれない。
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