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ミレニアル世代、4割が「いろいろな会社で経験を積みたい」
ジャパンネット銀行は、ミレニアル世代とその親世代を対象に「仕事・働き方」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。従来の働き方や収入という尺度だけにとらわれない、ミレニアル世代ならではの仕事観が見えてきた。
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ミレニアル世代とは、2000年代に成人・社会人になる世代のことで、日本では1980年代から2000年代初頭までに生まれた人を指すことが多い。今回の調査では18歳~25歳の若年層をミレニアル世代と定義している。
■働き方の理想に世代間ギャップ
目指す働き方について、「いろいろな会社で経験を積む」と回答した割合が親世代では25%だったのに対し、ミレニアル世代では40%にのぼった。「1つの会社だと限定的な知識や経験しか身につかないから」などの理由があがっている。
世代間のギャップがうかがえる結果となっているが、一方で、ミレニアル世代の60%は「1つの会社で長く働きたい」と答えていることにも注目したい。転職回数の多寡やひとつの働き方にとらわれず、多様な生き方を選びとる世代といえそうだ。
■副業への関心はいずれも高い
副業の経験・意向がある人の割合は、ミレニアル世代では70%、親世代では57%と両世代とも半数を超えた。近年、社会的に副業への関心が高まっているが、ミレニアル世代においては実際に副業経験がある割合が4人に1人(23%)にのぼっており、特にその傾向が顕著なようだ。副業のメリットについては、両世代ともに「収入が増える・安定する」がトップとなった。ミレニアル世代では「経験やスキルが増える」など、長期的なキャリアを見据えた回答も目立った。
■ミレニアル世代はスラッシュキャリアに興味
SNSなどで複数の肩書を「スラッシュ(/)」でつないで表すことから、複数の仕事や活動を掛け持ちする働き方を「スラッシュキャリア」と呼ぶ。ミレニアル世代はそういった新しい働き方にも興味を示しており、69%が「スラッシュキャリアは今後広まっていくと思う」と回答している。
■「親より稼げる自信がある」は3割台
調査対象者に現在の年収を聞いたところ、ミレニアル世代では「315万円」、親世代では「529万円」がそれぞれの平均額となり、ミレニアル世代が回答した10年後の予想年収は、平均「430万円」となった。また、「親よりも生涯賃金を稼げる自信があるか」という質問に、「ある」と回答した人はわずか36%にとどまっている。 (記事:西舘妙子・記事一覧を見る)
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