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水銀から金を作る研究、クラウドファンディングで
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 水銀から金を作るというのは古代から錬金術の定番ネタだが、そんな一風変わった研究のクラウドファンディングが募集開始されたらしい。
募集しているのは「水銀から金をつくる「原子炉錬金術」を実証する!」と題した東京都市大学のプロジェクトで、水銀から金を作ると言っても詐欺ではなく、中性子の数が少ない水銀の同位体Hg-196に中性子を照射して金を作る、という元素変換を利用した研究だという。ただし残念ながら、Hg-196は水銀中に0.15%しか存在しないため、1リットルの水銀を原子炉で1年程度変換して得られる金は10g程度と、採算には合わないとのこと。
福島原発事故以後、こうした原子炉を使う実験は国内では許認可が厳しくなかなか実施できないということで、実験はインドネシアの研究炉で行うことを想定している。今回のクラウドファンディングで集まった費用は、研究炉の調査・交渉費用や、炉への影響調査、金生成量の評価などに用いるとのこと。
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