夏ドラマはコメディが強い!?「探偵が早すぎる」で滝藤賢一&広瀬アリスのコンビ登場

2018年7月20日 20:52

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■実力派俳優と人気女優の異色コンビ結成

 夏ドラマも多くの作品が始まったが、7月19日からは「探偵が早すぎる」という異色作がスタートした。本作品は推理小説が原作となっていながらも、事件を未然に解決するという今までにない推理作品ということで話題を呼んだ。そんな話題作に、今最も顔を見るといっても過言ではない滝藤賢一と広瀬アリスが登場する。

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■「探偵が早すぎる」のあらすじ

 「探偵が早すぎる」は井上真偽の推理小説で、 2017年5月19日に上巻が発売、続いて7月21日に下巻が書き下ろしにてリリース。どちらも重版されるほどの人気作で、2018年7月には満を持してドラマ化という運びとなった。

 本編の物語は、高校生の一華が父・瑛の死によって5兆円の資産を相続するところからはじまる。その影響で一華は父の兄弟姉妹から命を狙われることになるも、事件を未然に解決する「史上最速の探偵」として知られる探偵・千曲川光の力を借りることになるのだった。

 ドラマと原作では多少の違いはあるものの、おおむねの設定などに変更はないようだ。一華は原作では高校生であるが、ドラマでは大学生という設定になっている。この一華は、広瀬アリスが担当する。

 そのヒロインを守る探偵・千曲川光を滝藤賢一が担当することになっている。この時点で深夜ドラマとしては贅沢過ぎるキャスティングとなっているが、それ以外の脇も固い。一華の命を狙う親族もどんどん出てくるが、麻百合は結城モエ、その母親である朱鳥は片平なぎさ、そして息子の壬流古は桐山漣である。

■「バイプレーヤー」の名を欲しいままにする滝藤賢一の主演作!

 本ドラマは深夜帯のドラマとして放送されるも、注目女優の広瀬アリスやベテランの片平なぎさが出演。さらに、主演はバイプレーヤーとして名高い滝藤賢一が担当することもあり、かなりの熱量を持った作品と言えそうだ。

 滝藤賢一は無名塾に所属する劇団員だったが、2008年に公開された「クライマーズ・ハイ」で演じた新聞記者役で一躍注目される。その後は「龍馬伝」や「梅ちゃん先生」へ脇役として出演を続け、着々と人気俳優となっていた。中でもNHKで放送された「破裂」という作品で見せた官僚役がはまり役だ。同作品内で「国民生活省のマキャベリ」という役を演じ、手段を選ぶことなく政治的手腕を発揮する狂気じみた姿は圧巻の一言だった。

 「探偵が早すぎる」では完全にコメディ調となるが、今回はどのような顔を見せてくれるのか楽しみである。

 「探偵が早すぎる」は日本テレビ系で毎週木曜午後11時59分から放送。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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