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「AI技術」謳いながらも実際には人力で作業のサービス 実は少なくないか
最近は人工知能(AI)技術の採用をうたうサービスが増えているが、機械によって処理されているように見えて実は人力で問題を解決しているサービスも少なくないという(Guardian)。
たとえばGmailと連携したメールの自動返信サービス(スマートリプライサービス)を手がけるEdison Softwareという企業では、人力によるスマートリプライが行われているという。しかし、このサービスのプライバシポリシーでは人間がメールを目視でチェックしていることは触れられていないそうだ。
こういった人力で問題を解決するサービスは以前からあり、例えば2008年にはボイスメールを自動的にテキストメッセージに変換する「Spinvox」というサービスが、人力でメールのテキスト化を行なっているとしてニュースになっている。さらに2016年にはチャットボット経由でスケジュールの管理を行える「X.ai」や「Clara」といったサービスが、人力で処理を行っていたことが話題になったという。
また、2017年には「Expense」というビジネス向けの経費管理アプリが、レシートの電子化を人力で行なっていたことが判明している。このサービスは「スマートスキャン技術」を謳っていたが、実際にはAmazonのクラウドソーシング支援サービスであるMechanical Turkを使って労働者に低賃金で電子化を行わせていたという。
もちろん、メインには人工知能やプログラムを使って処理を行い、その補助に人力を使うというケースもあるのだが、AIを使っていると謳ってサービスを開始して投資家を騙し、人力での作業でサービスを回しつつその裏でAI技術を開発する、といったケースもあるという。これは「人間を使ったAI技術のプロトタイピングだ」などと揶揄されている。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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