「第45回モード・イン・フランス」2019春夏に50ブランドが参加

2018年6月20日 18:50

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記事提供元:アパレルウェブ

第45回「モード・イン・フランス(MODE IN FRANCE)」(フランス婦人プレタポルテ連盟主催)が2018年7月25~27日、東京・ベルサール渋谷ファーストで開かれる。43社・49ブランドが参加し、ウエア(28ブランド)をはじめ、コスチュームジュエリー&アクセサリー(9ブランド)や、バッグや靴などの服飾雑貨(12ブランド)の2019春夏コレクションを披露する。国別で見ると、フランスが37社、英国3社、インド1社、米国1社、ポルトガル1社が揃った。
 前回1月展で、クリエイティビティー、技術の継承、メイド・イン・フランス(フランス製)にこだわったブランドを集めたゾーン「エスパス・ラベル」を新設したが、好評だったことから今回も継続。前回よりブランド数を増やし、7ブランド(前回5ブランド)を紹介する。
 初出展は4社・4ブランド。フェット・アンペリアル(仏)、タンセル(仏)、ドレス・トゥー・キル(米)、セルシ・エ・コー(仏)。また、カトリーヌ・アンドレ氏が手がけるレディスブランド「カトリーヌ・アンドレ」が一時期出展を行っていなかったが、今回復活出展する。


(左から)ドレス・トゥー・キル、カトリーヌ・アンドレ
 同展は、フレンチファッションを代表する展示会として、1996年の創設以来、全国の輸入卸業者や小売店など業界関係者からの支持が厚い。今後は、「エスパス・ラベル」を継続するとともに、2019年7月展をめどに、メンズ向けブランドも積極的に取り入れる計画。今回の展示会に参加するメンズブランドは1社(「リュー・ベガン」)。「例えば来年1月展の場合、欧州のメンズコレクションと重なるため、誘致や調整は簡単とは言えないが、今回の展示会は、メンズブランドの可能性を探るいい機会になるだろう」(主催者)という。
■「エスパス・ラベル」出展7ブランド


フェット・アンペリアル

 ベル・エポックとパンク調ワイルド・カルチャーを融合させたレディスブランド。2015年にデザイナーのローラ・ゴティエ=プチが設立。初参加。

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エルベール・フレール・スール

 ブルターニュで父親が皮革製品のアトリエを引き継いだエルベル姉弟が、2016年に設立したバッグブランド。クラシカルな見た目ながら、細部まで機能的にデザインされている。リーズナブルな価格設定(ショルダーで1万円前後)も魅力。日本では百貨店やセレクトでの取引がある。1月展に続き2回目の参加。

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プレ・プール・パルティール

 コート、パーカー、トレンチコートに特化したブランドで、2008年にグザヴィエ・オジャールが設立した。2019春夏は滑石でブリーチした綿麻混紡やプリント柄リネンを使用。

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リュー・ベガン

 ハイブランドのクリエーションを30年以上支えてきたアトリエ・ダリアーヌが2017年に立ち上げたウエアブランドで、メンズおよびユニセックス商品を製作。2019春夏は、同ブランドらしいアーバンスタイルにパンチのあるカラーを取り入れ、街にもビーチにも馴染むコレクションを披露。1月展に続き2回目の参加。

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タンセル

 レミとジュリアンの男性2人が立ち上げたレディスブランド。絹織物で有名な地元リヨンの伝統素材を現代風にアレンジ。今回が初参加。

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ヴァランティーヌ・ゴティエ

 デザイナーのヴァランティーヌ・ゴティエは、地理民俗学を修めた後、モデルや「マルタン・マルジェラ」アシスタントを経て服飾学校アトリエ・シャルドン・サヴァールを卒業。2007年にブランド設立後、2年後にはパリのマレ地区の旗艦店を出した。今年に入り、ボーマルシェ大通りにショールームを開くなど、事業を拡大している。1月展に続き2回目の参加。

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ヴァレンヌ

 1974年にラファエル・マメがアトリエ創業。プリーツ入りの革バッグが主力だが、2019春夏はスポーツをテーマに、イエローやグリーンのパイピング、レザーとゴルフボールをモチーフにした布帛とのミックスなども取り入れている。

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■問合わせ:株式会社プレザンス(モード・イン・フランス事務)

※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

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