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「ハック (hack)」という言葉 意味のないものに? 何にでも使われ
技術的な卓越性・独創性のある行為を指して使われていた「ハック (hack)」という言葉が何にでも使われるようになり、意味を失ってしまった、とThe Next Webの記事でMatthew Hughes氏が主張している(The Next Webの記事)。
Hughes氏が批判するのはいわゆる「ライフハック」と呼ばれるものだ。まず、英BBCのDougal Shaw氏による動画「My Sandwich Hack」をやり玉に上げる。動画の内容はスーパーマーケットでサンドイッチを買うよりも、材料を買って自分で作れば安上がりで美味しいというもの。Shaw氏は「ハック」だと主張しているが、Hughes氏は「常識」だと指摘する。
ライフハックという用語はあいまいで、廃物利用の簡単な工作まで「ハック」と呼んでしまう。どのようなものでもライフハックと呼ぶことができるが、それには何の意味もないという。「ハッカー」の増加により「ハック」の意味する内容は薄くなっていき、中身のない「秘密」を売るための売り文句になってしまったとのこと。
残念ながら「ハック」という言葉はだめになってしまったが、それに代わる言葉は見つからないとのことだ。スラドの皆さんはどう思われるだろうか。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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