自身のサイトにCoinhive設置の管理者、不正指令電磁的記録取得・保管罪で摘発

2018年6月13日 20:09

印刷

記事提供元:スラド

 Webブラウザ上で仮想通貨の採掘を実行させる「Coinhive」を自身の管理するWebサイトに設置していたとあるWeデザイナーが、不正指令電磁的記録取得・保管罪で家宅捜索や取り調べを受け、罰金10万円の略式命令を受けていたことを報告しているITmedia)。

 この問題についてはセキュリティ研究家の高木浩光氏がまとめているが、Coinhiveの設置が不正指令電磁的記録取得・保管罪に該当するかどうかは明確ではなく、今回の摘発は不適当である可能性がある。

 こういった「Coinhiveの摘発」はこの一件だけではなく、「合同捜査本部があって複数の県警に事件が割り振られており、結構な人数が検挙されているらしい」という話があるようだ。また、ウイルス対策ソフトウェアなどを提供しているメーカーがこういった仮想通貨採掘スクリプトについて過剰に危険だと煽っているとの指摘もある。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ

 関連ストーリー:
Coinhiveを設置したサイトの運営者が不正指令電磁的記録供用の疑いで捜査されるトラブルが発生中? 2018年05月21日
豪UNICEF、Webブラウザ上で仮想通貨を採掘しその結果を寄付するWebサイトを開設 2018年05月09日
漫画海賊版サイトで仮想通貨採掘スクリプトが見つかる、閲覧者の知らぬ間に端末で採掘が実行される 2018年04月02日
広告ブロックを使用するかわりに仮想通貨採掘スクリプトの実行許可を求めるWebニュースメディア 2018年02月17日
クロスサイトスクリプティングを解説するマカフィーのブログ記事にツッコミが入る 2018年06月13日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事