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Mozillaのベテラン開発者、10年前にはFirefoxは負けると考え
MozillaでFirefoxなどに使われているHTMLレンダリングエンジン「Gecko」の開発に関わっていたRobert O'Callahan氏は、10年前にはGeckoはWebKitの後塵を拝しており、将来性は危ういと考えていたそうだ。氏は当時そのことをブログに記したものの、Mozillaに関わっているためにそれを公開せず、そのMD5ハッシュのみを公開していたという。しかし、そこから時間が経ち、現在でもFirefoxがまだ活発に開発されていることから、このたびそれらの記事を公開することにしたそうだ(Piro氏による翻訳記事)。
氏は2007年当時、大きなシェアを持つオープンソースのブラウザが存在する必要性があると考えていたものの、GeckoよりもWebKitのほうがその役割を果たすのではないかと考えていたという。当時のGeckoは機能面と性能面、そしてコードの簡潔さや品質においてWebKitに負けており、いつかGeckoの開発から手を引いてAppleやGoogleでWebKitの開発に携わる事になるのではないか、と記している。
とはいえ、現実的にはWebKitから派生したChromeが大きなシェアを持つようになっているわけで、この予想が大きく外れたわけではないというのが現状ではある。
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